新・私のエッセイ~ 第137弾 ~ ボクシング、ヘビー級の歴史的ハードパンチャーのお話
・・・このたぐいの話は、過去に何度も書きましたので、
ここでは、ざっとした概要をば♪
ぼくは、いまのボクシング界には、ほぼほぼ関心がありません。
唯一の例外が、軽量級の怪物チャンピオン・・・井上尚哉さんですね。
まれに見るKOキングで、倒し方もハンパなく、人柄もまじめな上に、ストイックにボクシング道を追い求める武芸者のような姿に、感動すらおぼえます・・・。
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ボクシングの中で最も歴史があり、そして、一番強いボクサーたちの宝庫が・・・
『ヘビー級』という階級。
ときには、大統領よりも知名度が高く、そして、ときには、『時代の象徴』となるヒーローも、数多く生まれました。
ボクシングには「階級制」というものがあります。
こうして、わざわざ細かく体重別に区分わけされているのには、ちゃんとした理由があります。
それは・・・
単純に、「大男は強いから」です。
カラダがデカい男は、小柄な人物に比べ、もともと純粋にパンチ力も強く、また、圧倒的にタフであります。
前述した、軽量級のスーパーチャンピオンの井上選手をもってしても、
ヘビー級のボクサーと対戦した場合、おそらくは、まともな試合をさせてもらえずに、撃沈することは明らかなんです。
・・・相手がたとえ、二流・三流ボクサーであったとしても、ね。
そのくらい、この「体格差」というものは格闘技の世界において、勝敗を左右する、もっとも重要な要素なのであります。
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そんな最強のボクサーの中にあって、歴史上、
「ハードパンチャー」として呼び名が高い選手を、ざっと列挙してみましょう。
ベアナックル・・・つまり、素手で殴り合っていた時代の最強チャンピオン、
大酒飲みで数々の武勇伝を持つ、ボストン・ストロングボーイこと、
『ジョン・L・サリバン』。
狂乱の1920年代に、全米を熱狂させた英雄・・・時代の象徴、巨人殺し、マナッサの殺し屋こと、
『ジャック・デンプシー』。
生涯戦績・・・49戦全勝43KO無敗の記録を持つ、ブロックトンの高性能爆弾こと、無骨で野暮ったいスタイルながら、無類のタフネスぶりとスタミナと強打を持つスーパー・チャンプ・・・
『ロッキー・マルシアノ』。
強盗や傷害で幾度もムショにぶち込まれ、そこでボクシングを覚えた、ガチの悪役・・・
38cmの拳周りと、213cmの驚異的なリーチを持つ、黒熊・・・ビッグ・ベアこと、
『ソニー・リストン』。
若き日には、ワイルドなフックとアッパーで恐れられ、カムバック後に、20年ぶりにヘビー級王者に返り咲きも果たした・・・ファイティング・プリーチャー(= 戦う伝道師)、象をも倒す鉄人パンチこと、
『ジョージ・フォアマン』。
・・・そして、退屈になったヘビー級に救世主のごとく現われ、ふたたびヘビー級ボクシングに人気を呼び戻した、
アイアン・マイク・・・ダイナマイト・タイソンこと、
『マイク・タイソン』。
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・・・歴代最強のヘビー級チャンピオンは誰か?
という話題になると、必ず上位にランクインされる選手が、上記のボクサーたちなんです。
もちろんここには、
あのモハメッド・アリや、
褐色の爆撃機こと、ジョー・ルイス、
人間機関車こと、ジョー・フレージャーもランクインしてはきますが・・・純粋な「ハードパンチャー・チャンプ」として、
時代を超えて、専門家のみならず、一般大衆のファンからも長年支持されてきた者たち・・・それが、ぼくが挙げたボクサーのリストなんです。
YouTubeには、こうした優れたボクサーたちの、過去の熱戦が数多くあがっております。
今回はあえて紹介しませんが、
よかったら、ぼくの情報をもとに、いろいろ検索してご覧になり、お楽しみくださると、うれしいです♪
追伸:参考までに、リストに挙げた選手の「英語名」を、以下に記しておきますね。
ジョン・L・サリバン → John Lawrence Sullivan
ジャック・デンプシー → Jack Dempsey
ロッキー・マルシアノ → Rocky Marciano
ソニー・リストン → Sonny Liston
ジョージ・フォアマン → George Foreman
マイク・タイソン → Mike Tyson