【ラジオ☆みらくるヴァラール・復刻版】
ユフィーリア「またこれをやることになるとはな」
エドワード「何だか感慨深いねぇ、いつ始まっていつ終わったっけぇ?」
ユフィーリア「聞いて驚け、今年の2月だ」
エドワード「驚きだねぇ、もう7ヶ月も経ってるんだぁ」
ユフィーリア「まあこの話は置いといて」
エドワード「ゲストさんも出たくてウズウズしてるしねぇ」
ユフィーリア「さっきからゆらゆらと揺れて鬱陶しいんだよな」
エドワード「はい、始めるよぉ」
ユフィーリア「お前ら、待たせたな。ラジオ☆みらくるヴァラールの復刻版だ!!」
エドワード「前回と同じく進行役は俺ちゃんとぉ」
ユフィーリア「アタシでお送りするぜ!!」
エドワード「声で察してねぇ、問題児だってことをねぇ」
ユフィーリア「さあ、今回限りの復刻版でやってきたゲストはコイツだ!!」
オルトレイ「待たせたな、諸君。遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ!! 魔法の秀才にして世界でおよそ2番目に優しい魔法使い、オルトレイ・エイクトベルだ!!」
ユフィーリア「うるせえ」
エドワード「離れろ」
オルトレイ「はいすいません」
ユフィーリア「という訳で、本編で登場する機会は一切なし。番外編の常連にして冥府総督府の呵責開発課の課長を務めるお騒がせクソ親父、オルトレイ・エイクトベルが今回のゲストだ」
オルトレイ「悪意がないか、その紹介の仕方は?」
ユフィーリア「これぐらいの加減がちょうどよくねえか?」
オルトレイ「ふむ、確かに。このぐらいの辛辣さがオレたちの関係性としてはちょうどいいのかもしれんな」
エドワード「娘に言われてるけどいいのぉ?」
オルトレイ「コイツを産んだ時の方が痛かったわ、ど畜生がよ」
エドワード「獣人ですぅ」
ユフィーリア「はい、タイトルコール行くぞ」
復刻放送『オルトレイ・エイクトベルについて!!』
ユフィーリア「そんな訳で、今回は親父のことについてあれこれ聞いていくからな」
オルトレイ「オレの秘密が暴かれちゃうゾ☆」
ユフィーリア「おえ」
エドワード「オロロロ」
オルトレイ「何で茶目っ気を出した途端に吐き出すんだ、お前たち」
ユフィーリア「自分の年齢を考えろ」
エドワード「若くねえんだろうがよ」
オルトレイ「キクガがやったらどう思うんだ」
ユフィーリア「風邪かなと思う」
オルトレイ「それはそう」
エドワード「さてまずは情報だけどぉ、事前に書いてきてもらってるんたよねぇ」
オルトレイ・エイクトベル
年齢:享年55歳(と言っておく)
職業:冥府総督府呵責開発課 課長
趣味:読書、魔法兵器の開発、魔法の実験、旅行
特技:魔法の行使、格闘技全般、家事全般、コミュニケーション
特記事項:本編では今のところ一切の活躍がない、ユフィーリアの実父
ユフィーリア「コミュニケーションが特技?」
オルトレイ「何に関してもまず会話だろうに。旅行が趣味だしな」
エドワード「そういえばぁ、他人にも臆せず話しかけに行くよねぇ」
オルトレイ「そもそも他人と会話が好きなのだ、オレは。面白いだろう」
ユフィーリア「それはそう」
エドワード「話がねぇ、噛み合うと面白いよねぇ」
ユフィーリア「説教とか小言は嫌いだけど」
オルトレイ「それはオレもそうだわ、戯け」
エドワード「魔法使い一族にあるまじき特技があるけどぉ」
オルトレイ「名門魔法使い一族といえど、オレは結婚していないからな。家事ぐらいは自分でやるさ」
エドワード「いやそうじゃなくてぇ」
ユフィーリア「魔法使いなのに格闘技全般が得意って何でだってことだろ」
オルトレイ「天下のエイクトベル家当主だぞ。強くてナンボだ」
エドワード「ユーリの家って魔法使いのくせに動ける人間が多いんだねぇ」
オルトレイ「いや、そこのアホ娘が特殊なだけだ。オレの遺伝子が強かったんだろうな」
ユフィーリア「誰がアホだ、クソ親父」
エドワード「確かによく似てるもんねぇ」
オルトレイ「うむ」
ユフィーリア「納得できねえ」
オルトレイ「諦めろ、似ているだろうが。自由奔放で気分屋で面白いことが大好きな性格だろう」
ユフィーリア「言い当てられるのが逆に怖い」
オルトレイ「それがオレの性格だからな。自己分析も出来るのだよ、オレは。それぐらい出来ないでどうする」
エドワード「諦めなよぉ、ユーリぃ。どこまでもユーリのお父さんだよぉ」
ユフィーリア「だよなぁ、ここまで来ると瓜二つ……」
オルトレイ「ちなみにお前は末っ子だぞ」
ユフィーリア「初耳!?」
エドワード「面倒見がいいから1番上かと思ってたぁ」
オルトレイ「ンな訳なかろう、馬鹿めが。末っ子故に上の連中から甘やかされていたぞ。記憶はあるだろうに」
エドワード「そういやアイゼからのお世話を受けても平気にしてるよねぇ」
ユフィーリア「やってくれるもので」
オルトレイ「アイゼといえば、あれか。あのやたら発育のいい娘」
ユフィーリア「アイゼを娘扱いする奴を初めて見た」
エドワード「そういえば作中で1番の年上だ」
オルトレイ「そりゃまあ、7人も子供をこさえていればなぁ。とはいえ55歳と名乗っているのも建前に過ぎんがな」
エドワード「7人!?」
オルトレイ「ちなみにそこのアホ娘を含めて7人姉妹だ」
エドワード「ユーリぃ、お姉ちゃん6人もいたのぉ?」
ユフィーリア「もしかしたらアタシ以外全員孤児だったり……」
オルトレイ「オレが産んだ」
エドワード「ん?」
ユフィーリア「産んだ?」
オルトレイ「お前を含め、7人姉妹はオレの腹から生まれた。男体妊娠で産んだのだ、オレは世の女が味わうだろう痛みを身を持って体験したぞ」
エドワード「7回も出産を経験するとかドMの極みぃ?」
ユフィーリア「アタシ、お前の腹から生まれたのかよ。どうりで似てると」
オルトレイ「女に関わると碌な目に遭わんからな。自分で子供をこさえた方が早い。他人の女ほど信用できん」
ユフィーリア「何があったし」
オルトレイ「財産を狙われて殺されそうになるわ、オレを巡って熾烈なキャットファイトが始まるわ、心中を狙われるわ、寝込みを襲われるわ、散々だわ」
エドワード「思った以上に酷かった」
ユフィーリア「名門魔法一族の定めだな」
オルトレイ「子育ては楽しかったんだがな。全部魔法でどうにかしたし」
エドワード「ユーリ以外の娘さんの名前を聞いてもいい?」
オルトレイ「よかろう。まずは長女のコーネリア、次女のカトレア、三女のマリア、四女のアリシア、五女と六女は双子でセシリアとシンシアだ」
ユフィーリア「最後にアが来る名前ばかりだな」
エドワード「そうだねぇ」
オルトレイ「『ア』で終わる名前は1番の愛情がこもった証拠だと当時は流行っていてな、それにあやかった」
エドワード「なるほどぉ? じゃあちゃんと愛情はあるってことぉ?」
オルトレイ「当然だろう。父親として娘が可愛くない訳がない」
ユフィーリア「おい余計なことを言うな、コイツがニヤニヤして気持ち悪いんだよ」
エドワード「いやー、親子愛っていいねぇ」
オルトレイ「何だ、羨ましいのか。アッシュは休み時間のたびにお前の自慢話ばかりするがな」
エドワード「止めよう、この話」
ユフィーリア「いやもっとやれ、続けろ」
エドワード「止めろ!!」
オルトレイ「やれ大きく成長しただの、やれ強くなっただの耳にタコが出来るぐらい聞かされたわ。昔は小さかったのにとか言ってたがな」
エドワード「時が経ってるんだから成長期ぐらいは来ますぅ!!」
ユフィーリア「さて、与太話はさておいて。初回登場回について」
オルトレイ「前作が最初だな。誰かに我が子を預けたくだりだ」
エドワード「そこから引き継がれてぇ、番外編で初お披露目ってところかねぇ」
オルトレイ「よく考えたが死んでばかりだな、オレは」
ユフィーリア「それが世の情け」
エドワード「よくあることぉ」
ユフィーリア「死んでるとやりやすいんだよな。色々とな」
オルトレイ「悲しい定めだな」
ユフィーリア「さて、続きの質問だな」
エドワード「それではこちらでぇす」
好きな食べ物:魚介類、アヒージョ、コーヒー
苦手な食べ物:マーマレード
性癖:四肢欠損
行ってみたい場所:ヴァラール魔法学院で最新の魔法を見てみたい
家族構成:娘が7人
得意な魔法:属性魔法、転送・転移魔法、身体強化魔法、宝石魔法
苦手な魔法:錬金術
誕生日:1月30日
誰も知らない秘密:感情を読み取ることが出来る『感情読心の魔眼』を持っている
ユフィーリア「ほーう、感情読心の魔眼ね」
エドワード「珍しい魔眼だよねぇ」
オルトレイ「他人の感情が色として認識されるのだ。オーラ的な」
ユフィーリア「それで相手をいいように操るってか?」
オルトレイ「他人聞きの悪い。怒っている奴がいれば逃げるし、悲しいことがあったら遠慮なく踏み込んでやる所存だ」
エドワード「性格悪いなぁ」
オルトレイ「はははは、喧しい!!」
ユフィーリア「ていうか性癖がやべえんだけど」
エドワード「それは思ったぁ。四肢欠損が好きなのぉ?」
オルトレイ「石像で両腕がなくなったものとかあるだろう。あれにどんな腕をつけてやろうかと考えただけで涎がジュルリ」
ユフィーリア「垂らすんじゃねえよ、汚えな」
オルトレイ「出来れば欠損するのは女がいいな、だが男でもいい。腕だの足だのザックリいっていると興奮が止まらん」
ユフィーリア「アイゼは両足欠損だぞ」
エドワード「近づいたら殺すけどぉ」
オルトレイ「何を言うか。あの娘の両足欠損は確かに魅力的だが、すでに完成された両足があるだろう。あれはあれで興奮するがな」
ユフィーリア「アイゼに近づくんじゃねえぞ」
オルトレイ「阿呆め、オレが殺されるわ。キクガの奴に殺されたら敵わん」
エドワード「声が本気」
ユフィーリア「魔法で苦手なのが錬金術ってあるけど」
オルトレイ「地味だろ、あれ」
ユフィーリア「地味って言った」
エドワード「錬金術師とかいるんだから止めたげなよぉ」
オルトレイ「実際に地味だろ、やることが。鉄屑を黄金に変えるのはいいかもしれんが、等価交換で出来る金の量はほんの僅かに過ぎん。そんな魔法に時間を割いていられるか」
ユフィーリア「人造人間を作るのは錬金術だぞ」
エドワード「万能薬のエリクサーとかねぇ」
オルトレイ「ンなもん治癒魔法でも使え。人造人間は確かに面白いが、あれは生まれてすぐに死亡してしまう儚い連中だ。遺伝子に異常が起きるのだよ。楽しいこともせずにすぐ死んでしまうのは見ていられん」
ユフィーリア「意外と優しいところはあるんだな」
オルトレイ「当然だろう、何せこのオレは」
エドワード「お写真が届きましたぁ」
ユフィーリア「それじゃ見ていくかぁ」
オルトレイ「他人の話を聞け、アホども」
ユフィーリア「さすが副学院長、このアホヅラがマシになったな」
エドワード「やっぱり副学院長の写真技術は凄いねぇ」
オルトレイ「撮影指示が多かったが、完成図を見てチャラになったな。いい写真だ」
ユフィーリア「おっと、もう1枚あるな」
オルトレイ「ふふふ、オレの格好よさに惚れるなよ?」
エドワード「殴りたいなぁ」
ユフィーリア「いいぞ」
オルトレイ「お、何だ喧嘩か? いいだろう受けて立つ」
ユフィーリア「はい、2枚目」
オルトレイ「仕事の時は大体こっちだな」
エドワード「眼鏡をかけているんだねぇ」
オルトレイ「老眼がキツくてな」
ユフィーリア「そんなことを言うんだな、親父も」
オルトレイ「オレを何歳だと思っている」
ユフィーリア「年齢不詳」
エドワード「裏で麻薬の取引とかやってそう」
オルトレイ「風評被害」
ユフィーリア「さて名残惜しいがラジオ☆みらくるヴァラールはここで終了です」
エドワード「また放送するかもだから見てねぇ」
オルトレイ「最後に番宣をだな」
ユフィーリア「番宣?」
オルトレイ「もしかしたらになるやもしれんが『冥府総督府の今日の事件!?』がキクガが冥府総督府にやってきた当初からを描いた物語が始まるかもな。諸君よ、首を長くして待っていろ!!」
ユフィーリア「そんな予定は未定なことを言われてもな」
エドワード「ね、未定だからねぇ」
ユフィーリア「ちなみにこれから本編で起こるのはこちらだ。ドドンとな」
・体育祭編 前編後編
・ハルア君の妹が襲来
・ハルア君の過去
ユフィーリア「お楽しみに」
エドワード「それじゃあみんなぁ、ばいばーい」
オルトレイ「ところでオレの本編登場はいつになるんだ?」
ユフィーリア「さあ?」
皆様に大切なお知らせです。
おまけが増えました。
ユフィーリア「あと2話で終わりだってよ」
エドワード「増えてない?」
オルトレイ「サービス精神を見せすぎちゃったせいだな」
次回もお楽しみに。




