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ハズレ属性「光魔法」を鍛えまくったら、レーザーが出ました  作者: LA軍@呪具師(250万部)アニメ化決定ッ
第1章『光の少年』

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第32話「撃ったあとの後始末……」

「おら、てめ! どこ行こうってんだ!!」


 ゲシッ!!


「うぎゃ!!」


 虫みたいにコソコソ逃げ出そうとしたアグニールのケツに一撃くれてやり、肩をグルグル回すライト。

 真似してヤミーもグルグル回す。


「だから、待てつってんだろ!!」

 そこにすかさずツッコミを入れるメリザさん。

 だが、さすがにこれを邪魔されるいわれはない。


「なんですか? こればっかりは邪魔しないでほしんですけどねー」


 踏み。


 アグニールの服の裾を踏んづけ、逃げられないようにしつつ、メリザさんに詰め寄るライト。

 その剣幕にメリザが驚くかと思いきや、

「いえ、邪魔する気はありませんよ?……ライトさんのやらかしは別にして、」


 ごほんっ


「……アグニール氏にも聞かねばならぬ事情が大いにありそうですしねぇぇー……」

 ジロリとにらむメリザの視線にアグニール達が震えあがる。

 どうやら以上に、思い当たるところがあるのか、キョドキョドと視線が泳ぐ。


「ほぅ、なら──」

「なら──じゃねーよ!! 馬鹿!! おめーはマジで馬鹿だよ!!」


 はぁ。とため息一つ。


「いいですか?……いくら、こいつらがやらかしたからと言って、街中で魔法ぶっ放していいなんて理屈、あり得ないでしょうに?」

「…………ま、まぁそうだけど」


 痛いところを突かれたライト。

 実際、徐々に冷静になるにつれて、やらかし過ぎたことに気付いて冷や汗を流す。

 さっきまではどうでもいいと持っていたが、これで冒険者ライセンスをはく奪されても困る……。


「さて、というわけで冷静になったところで────……事情を話してもらいましょうか」

「む……。わ、わかった」


「わかった──だぁ?」


「……わかりました」


 メリザさんの絶対零度の視線にすばやく謝るライト。

 もとの素直さが帰って来たようだ。




「で──お前らだよ」




 パチンッ! メリザが指を弾くと、ギルドの用心棒をしている冒険者がぞろぞろとやってくると、アグニール達を拘束していく。

 そして、もちろんライトもだ。


「……へ? 俺?」

 え? 俺も何もやってない────……いや、あるわ。


「そーだよ、やらかしまくってんだよ──とりあえず、両者ともに拘束します!」


 神妙にお縄につけ!!


 カカァ!! と、効果音付きでメリザさんが言い切ると、無事、屈強な冒険者にライト達は拘束されることになるのだった。


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