表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハズレ属性「光魔法」を鍛えまくったら、レーザーが出ました  作者: LA軍@呪具師(250万部)アニメ化決定ッ
第1章『光の少年』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/36

第29話「ギルドでも知ったことか!!!」

「レーザー叩き込んでやらっぁぁあアアアアアア!!」


「んだぁぁぁあ、おらぁぁあ!」

 ガンッ!! と負けじとライトの突き出す指先に頭突きをかますアグニール。

 レーザーの恐ろしさを知らないアグニールからすれば、当たり前の反応だ。


 ライトの属性はいまだに光だと思い込んでいる証左で、

 いっそブチかましてこいと言わんばかり!!


(いいだろう……)


 すぅぅぅ、

「ぶちかましてやるぁぁぁああああああああ!」

「レーザーだぁぁ?」


 光属性ごときが、

「──かなうけねぇだろうがぁぁぁああ!」

 ゲハハハハ!! とゼロ距離で笑うアグニールに対して、ライトは!

「だったら……」


 ジャキンッ!!


「──だったら、試してみろぉぉぉおおおおおお!」



 ィィィィッィィィイイイイイイイイイイイイン──────!!




 大量の衆目のなか、ライトの指先が光り輝き────アグニールの醜悪なその面に!!

発射ぁぁぁあ(ファイエル)!」


  ドキューーーーーーーーーーーーーーー……


「……ちょわぁぁあ!?」


 ぱぁん!!


 反射的にライトの腕をカチあげるメリザ!!

 その間0.5秒──!


 ギルド職員の勘というか、何というか────。

 とにかくやばい気配を感じて、とっさの動き!!


 それが良かったのか悪かったのかはさておき、

 情け容赦ない一撃をアグニールにぶち込もうと、魔力を放出したライトのレーザーが、



  ……ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン♪



 と余韻を残して、天井に一直線!!!


 そのまま、


 ズドォォォォォオオォオオオン……!


 と大爆発し、

 オゾンの香りとともに、周囲にむわぁぁ! と高温を振りまいた!


 その威力!!

 威力たるや──。


「な、な、な、なななんん……!」


 ドスン……と、腰の抜けたアグニール。

 ギリギリと直撃を躱せたらしいが、かすったレーザーが前髪と頭頂部を焦がして……いや、溶かして、禿げ頭に! しかも、残る側頭部は、アフロ状態……!


「な、なん、なにをしたぁぁああああ!」


 遥か高空。

 ギルドの天井の大穴を開けて、昼下がりの青空には、レーザーが立ち上っていった不自然な雲が一筋渦を巻いている。


 差し込む昼の陽光がサンサンとアグニールの禿げを照らし出し、一種神々しくも見える光景。

 腰の抜けたアグニールと光る頭頂部、

 さらに、指先からキラキラとレーザーの残光を纏うライト。


 まるで一枚の絵画のごとくそれ!!



「ち……外したか」



 最大出力でぶっ放したため、ライトの魔力は枯渇寸前だ。

 もっとも、それでも十分に高威力のレーザーはまだまだ撃てる。


 で──……?


「何をしたかってぇ?」


 は!!


 レーザーぶっぱなしたに決まってんだろうがぁぁぁあああああ!!


 ──ジャキィィン!!


「トドメぇぇぇえ!」

 逃がすかボケ!!

 一発で終わりと思ったら大間違いだ。


「ヤミー!」

「ん?」


 酒場の料理の匂いにつられていたヤミーが、ポケ~っとライトを振り返るが、差し出される手に気付くと満面の笑みでそこに飛び込む。


 ライトの手の先が自分の居場所とばかりに!


「──あとで、好きなだけ飯おごってやるぜ!!」

「うん!」


 いい子だ!!


 そして────……!


「お前らは悪い子だよなぁっぁああああああああああ!!」


 人様をダンジョンに置き去りにしておいて、のうのうと報告してんじゃねーーーよぉぉぉおお!!


 レェイザァッァアアア────発射ぁぁぁああああああ!!



 ジャキンッ!!


 目標捕捉!!

 標的、アグニールとその取り巻きが二匹!!


「そのまま死に晒せぇぇえええええええ!」


 ウィィィイン!!


「ちょ!!」

「や、やばいわよ!!」

「な、何か知らんがまた来ますよ!!」


 バ、バ、バ、


「「「バリアーーーーーーー!!」」」


 ブゥゥン!!



 魔術師系統の汎用スキルその2!!

 魔法障壁!!


 魔力譲渡と同じく、魔法使いなら誰でも使える対魔法障壁だ!!

 これがあれば、魔術師の攻撃を防ぐことができるうえ、注ぐ魔力で、その対魔法防御を向上させるある意味上級者用のチートスキル!!


 ソイツで、上級パーティの威力を見せてやるとばかりに、ライトの攻撃を防ごうとする!!



「はっはぁぁああ!──どうやら、光魔法に攻撃魔法が加わったらしいな、ライト!!」

「やるじゃない?! 光魔法を鍛え続けたのは、多分歴史上、アンタで最初で最後よ!」

「そう、最後です!! こんなギルドのど真ん中で敵対しようなんてまね────!!」


 まかり通るはずがないです!!


「「「バリアー全開!!」」」


 Aランクパーティの実力を見よ!!

 アグニール達の魔力の合計、3000!!


 当然魔法防御力も3000……────ドキューーーーーーーーーーーーーーーーーーーン♪





 バリィィィイイイン!!!!!!


「どわぁっぁあああああ!」

「あっちぃぃいいいいい!!」

「ぎゃぁぁあああああああ!!!」



 指先だけを突き出したライト。

 最初の位置から一歩も動かずアグニール達を狙撃。

 

 そのまま、レーザーの残光を灯した指先に「ふっ」と息を吹きかけると、言った。






「レーザーの攻撃力は100000だっつの」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

お読みいただき、ありがとうございます!


⇧ の『☆☆☆☆☆』評価欄 ⇧にて


『★×5個』で、応援いただけると嬉しいです!



新作だよ!
⬇️ 新作 ⬇️

異世界サルーン
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ