表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

エッセイ集

【グロ注意】【1発ネタ】最近お気に入りのあの食べ物ですが・・・

作者: たてみん

もしかしたら「この程度余裕~」という方もいらっしゃるとは思いますが、基本的には読んで楽しい作品ではありません。

私自身何を思ってこんな作品を投稿しているのか・・・

グロ注意です。

本作品は幽霊的なホラー要素は皆無です。

主に食べ物テロとなっております。

間違って開いてしまった方、どうぞ戻るボタンを押してください。

私の投稿作品だから読んでみようかなと思って下さった方、いつもありがとうございます。ですがこの作品については読まなくて結構です。きっと気分を害するだけです。

なら投稿しなければ良いじゃないかと自分でも思いますが書いてしまったのでごめんなさい。


なお、これを読んで

「気分が悪くなった」

「あれは私も好きだったのに食べれなくなった」

「悪夢になってうなされて体調を崩した」

「子供が泣き止まない」

などなど、苦情被害は一切受け付けません。

ここまで注意喚起してそれでも読むのですから全て自己責任です。

それでも先を読もうと思った方。

怖いもの見たさというのは恐ろしいですね。

私の最近のお気に入りの食べ物。

それは「デーツ」です。(デーツが好きな方、戻るなら今です)

和名「なつめやし」という果物でドライフルーツにしたときの見た目がナツメに似ています。

味は干し柿のように非常に甘く、歯ごたえも干し柿のようにがっしりしているのが特徴。

栄養価も高く、美容や健康に良いということで私も食べ始めました。

デーツを知らないぞという方はネットで画像検索してみてください。

では本編です。

季節は夏。

私はテレワークでエアコンの効いた自宅でパソコンに向かいながら隣に置いてあるデーツの大袋(900g入り)に手を伸ばしてその一つを摘まみ無造作に口に入れた。


カミカミ、クチャクチャ。


このぐにゃっとした歯ごたえは賛否両論分かれるところだとは思うけど、デーツに関してはありだと思っている。

何よりこの後の引かない甘さが疲れた頭に幸福感をもたらしてくれる。

ドライフルーツだから常温でも大丈夫なので最近は仕事中ずっと食べている気がする。

うーん、このままだと虫歯になるだろうか。

だがしかし、この美味しさの前にはその程度ストッパーにはなり得ない。

そうして今日何個目かも分からないデーツを掴み口の中へと入れた。


バリッ、グチャッ、バリバリ

「っ!?!?」


突然、先ほどまでとは全く違う歯ごたえに驚き、私はそのままそれを飲み込んでしまった。

例えるならピスタチオのように硬い殻を被った何か。

甘いどころか得も言われぬ苦みが私を襲い慌てて洗面所に向かい口の中を濯いだ。


「いったい今のは何だったんだ……」


デーツの原産地はアフリカやアラブだ。

900g、まあ100個くらい入ってれば1つくらい不良品が混ざっていても仕方ないのかもしれない。

そう思いながらパソコン前に戻った私は改めてデーツの入った袋を眺めた。

改めて確認しても特におかしなところはない。

別にカビが生えている訳でも無ければ変色している訳でもないし。

ただ、じっと見つめていてふと思ってしまった。

何というかこのこげ茶よりも黒よりの光沢のある外見。どこかで見たことがあるような……

デーツを見つめつつ考えていた私の頭がふと閃いた。


「そうか。何かと思えばゴ○ブリに似てるんだ。

デーツに足と触角を付ければぱっと見ゴキ○リにしか見えないな。

大きさもそれくらいだ……し?」


そこまで気付いた私の背中に冷たい汗が流れた。

さっき私が食べたあれは、まさか。

思い返してみれば「苦虫を嚙み潰したような」味と食感じゃなかっただろうか。


「は、ははっ。まさかな」


そうして何とか自分の考えを打ち消そうとした時。

部屋の隅で「カサカサッ」と何かが走った音がした。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 前書きとなる注意書きに、謎を解かねば気になって仕方がなくなって、結果読んでしまうという、ホラーそのものな導入。 [気になる点] いっそ、導入をもっと怪談めいたものにしてしまったら、と。 […
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ