伝説のチートアイテム『ブラウン管』を求めて幕末から自称農民聖女がタイムスリップしてきたので、ブラック企業『森の牛大魔王』のおねぇホルスタインをつけて幕末に送り返します
全部のせをやってみたぜ(`・ω・´)
ボロアパートが苦しい。
頭空っぽにしてお読みください。
目の前に突如出現した銀のチャック。
ジィーッと開いて、歪んだ時計模様の異次元が見えたかと思うと、そこからド派手でグラマラスな女が這いだしてきた。
女はチャックを閉めてベリッと剥がし、クルクル巻いて豊満なπに押しこむと、俺にニパッと笑いかけた。
「やほー!アタイはむっちゃんの愛人で大江戸のアイドル、農民聖女アマテラス二十一世!伝説のアイテム『ブラウン管』を獲りに来たヨッ!」
曰く、ブラウン管を手に入れたら忍者サラリーマン千人隊を率いて、蝦夷に攻めこむらしい。
ちなみに、むっちゃんとは明治天皇(※諱は睦仁)だと。まさかの愛称呼び。
「アタイを婚約破棄して場末のボロ長屋に追放したトシくんがたてこもってる蝦夷の星型要塞を吹っ飛ばすのッ!」
蝦夷の星型要塞……五稜郭か。
つーか土方歳三って農民聖女の婚約者がいたのか…
そんなバカな。
「奥義書虎の巻『文学少女は眼鏡っ娘』曰く!伝説のチートアイテム『ブラウン管』でアルティメイト入道雲ドラゴンを召喚できるってむっちゃんが!」
「なぜそこで疑わない?!」
そのタイトルだとラノベ、もしくはエロ本だろ。
「必殺技エターナルゲリラ豪雨で蝦夷の田んぼを滅殺!トシくんが『頼む…もう一度君が丹精込めて育てたコシヒカリのおにぎりが食べたい』って頼んできても『もう遅い』って言ってやるんだからぁあ!!!」
「やることエッッグッ!!農民聖女なのにそんなことしていいのかよ?!」
たかが痴話ケンカで田んぼ水没!稲全滅!
北海道の厳しい自然を開墾した農民が泣くよ?
嗚呼…。
俺は悟った。
むっちゃんはコイツを持て余したんだ。暇つぶしにつきあってみたけどコントロールできず、未来にぶん投げた。遠い未来がどうなろうと知ったこっちゃないからな。
名推理だ。俺は名探偵になれるかもしれない。
いい迷惑だが、チャンスでもある。
「ブラウン管ならあそこに…」
俺は人畜無害な偽物の笑顔で、ベンチャー企業『森の牛大魔王』を指さした。
あそこはブラック企業だ。備品はオールゴミ捨て場由来。社長は牛乳を出したいがためにニューハーフになったおねぇホルスタイン。俺の人生を真っ暗にしやがった張本牛だ。
チラリと、農民聖女の豊満なπからはみ出たソレに目をやる。あの異次元チャックさえあれば…
待ってろむっちゃん。ご所望の品に色つけて送り返してやるぜ。倍返しだッ!
俺はまっとうな人生を取り戻す。歴史?遠い過去がどうなろうが知ったこっちゃないだろ?
…アホなものを書いた自覚はありますm(_ _)m




