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短編について、少し考えてみた(前編)

 つらつら呟くだけでよいかと思っていたエッセイですが、コメントを頂けたので、短編についてもう少し、深く考えてみました。


 結論から言うと、どんな短編だっていいじゃないか、です。


 おいおい。お前さん、前回、ハッピーエンドまで書いた方が好みだって書いていたじゃないかい?


 つっこまれたあなたは正しいです。


 考えを改めました。

 ごめんなさい。


 今回は、考えを改めた経緯をお話しようと思います。


 まとめるのが下手くそなので読みづらかったらごめんなさい。先に謝ります。




 ①短篇が書きたい理由──話をコンパクトにまとめたい!

 ②短編の種類

 ③短編の難しさ──話をコンパクトにまとめるってどうするのさ。

 ④短編の良さ

 ⑤私が思う短編と書いていきたい短篇



 五つに区切ってお話します。



 ①短篇が書きたい理由──話をコンパクトにまとめたい!


 まず最初に私事を。

 私は短編を十本書いていました。


 古いものは検索除外にしているので、表にはでてきていませんが、数えたら結構書いていました。ほぼ、異世界恋愛。恋愛ベースのものです。


 できはともかく完結連載は十四本。二万字から五十万字越えと文字数はバラバラです。(これも検索除外あり)


 長編を書いてきて見えたのは、私は心理描写がくどい、故に展開が遅い。ということです。


 話をコンパクトにまとめられない。以前は十万字越えなんかしなかったのに、最近では越えないのが難しくなっています。ナンテコッタイ。


 ありがたいことにそこがいいと言ってもらえるのですが……個人的にはコンパクトにまとめられるのならしてみたい。せめて十万字におさえたい……以前ほど長篇に耐えられる時間もないので、細く長く続けたい私はシンプルにまとめたいと思っています。


 私の今の目標は話をコンパクトにまとめることです。これを前提で話を進めます。



 ②短篇の種類──短篇は三つに分類されそうだ。


 コンパクトにまとめたいので、プロローグで終わるという選択肢はないですが、せっかくなので、どんなタイプの短篇があるか分類してみました。



 1.結がないもの


 プロローグだけとか、起承までとかのもの。続きはどこですか!と叫びたくなるタイプのもの。読者をヤキモキさせるニクイやつ。



 2.オチがついたもの


 続きがほしいような、ここで終わってもよいような。余韻があるもの。



 3.めでたしまで書いてあるもの


 恋愛ならこの後、二人は幸せに暮らすんだろうなと想像できるものでしょうか。結まで書いてあるものです。



 欲をいえば、3がよい。

 でも、この3がめちゃくちゃ難しいです。ハゲそうです。


 次はハゲそうな理由になります。



 ③短編の難しさ──文章をコンパクトにまとめるってなに?



 コンパクトにまとめるっていっても必要な要素はあるわけで。


 例えば異世界(恋愛)なら、世界観書いて、主人公の立場を書いて、主人公が何に困っているのか書いて、ヒーローがきて、そのヒーローの立場を書いて、恋愛ならではのじれや、キュンキュンポイントを書いてえぇぇぇ!!


 と、考えるだけで、毛が抜けます。


 短く短くを念頭にいれて、文章を簡略化していくと、説明っぽくなりすぎて小説というより、レポートを読んでいるみたいになりがちです。意識が遠のきます。


 恋愛のキュンキュンなんて書かずにコメディ路線でいけばよいかもしれません。


 実際、その路線で書いたものもありますし、それでいく短編も多くみかけます。


 でも、コメディにいくのは最終手段。

 恋愛ジャンルなんだから、恋愛を書きたい。


 甘さか、ロマンス描写がほしい。ドキドキしたい!切なさでもいい。恋や愛に直結しているものならなんでもいい。短編だろうと、恋愛が読みたいんだよぉぉ! (切実)



 と、欲張りなことを考えているので、恋愛を書くのは大前提。


 だったら、長編を読めばいいと思われるかもしれないですが、個人的な叫びなのでお許しください。


 では、短い文章でどうつめこんでいくのか。


 自分の欲望をつめて、文章削りつつ、満足できるものに仕上げるか。



 そのヒントは好きな短編にありました。



 くどくど説明するよりは読んでもらった方が早いかもしれないので、好きな短編をご紹介します。ランキング上位のものが多いので、もしかしたら読んだことが多いかもしれません。


 ちなみに私は悲哀も、胸くそも、ハッピーエンドも、ほのぼのも読む雑食です。



 ■竜の花嫁

 飛鳥様作

 https://ncode.syosetu.com/n3740by/


 ■王妃なる王

 白藤うね様作

 https://ncode.syosetu.com/n3507fe/


 ■氷妃を殺した暗殺者

 佐倉硯様作

 https://ncode.syosetu.com/n0220bs/


 ■ソフィア

 律様作

 https://ncode.syosetu.com/n3078fk/




 心に残るもの。うっとりする言い回しがあるもの。恋愛の良さを詰め込んだもの。タイトルに二重の意味を持たせて驚いたもの。


 何か一つでも満たす要素があるものがあると短編だろうと満足度は高そうです。後は、主人公に立ちはだかる壁(不遇さとか)が解消されているのもポイントだろうなと思います。



 と、ここではたと気づきます。


 そういや、私も短編を書くときは、一つの要素をひたすら満たすものを書くことが多いな、と。


 それが読者ウケするかはさておき、じれじれさせたいのぉぉ!とか。ひたすら可愛い溺愛話が読みたいのぉぉ!とか、考えて書いていました。


 後は、主人公に立ちはだかる壁を取り除いてやることも書いている……かもな……


 あれ?あれ?


 となると、シンプルにさせるために必要なものは筆力をあげるしかないのか! ガーン。


 ……と、全く役に立たない結論がでそうになったところで、最近書いた童話の話に続きます。




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