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閑話 12人の会話

「キャー、サラ様が8人もいます!どれにしようかな?」 

「「「「「「「「い、いや。果物じゃないんだから・・・」」」」」」」」

「「まったく、緊張感というものがないですね」」

「とにかくみんな黙っていてくれないか、考えがまとまらないから」

「「「「「「「「そんなにうるさくしていないのです。他の私がうるさいだけなのです!」」」」」」」」

「「声が重なって聞こえると、頭がくらくらしそうだよ」」

「部屋の中にスピーカー8個並べるとこんな感じなのかな・・・」

「「「「「「「「すぴーかーってなんですか?魔法ですか?」」」」」」」」

「今度説明するから、今は質問しないでくれるかな?」

「私が、本物のサラ様を当てていいですか?」

「「ちなみにどうやって調べるのか聞いていいかな?」」

「そろれはもちろん、私が一人一人隅々まで調べ尽くして本物を探し出すんですよ・・・じゅるり」

「「「「「「「「「いえ、結構です・・・」」」」」」」」

「サラ様、遠慮をするのは女の恥ですよ」

「そんなことわざないから・・」

「しゃらっぷ!サラ様こんな何の経験もない男の言うことを聞いてはいけませんよ」

「じわりとオレのブラック歴史を披露するな!」

「「仲が良いことは、なんといいことなんでしょう」」

「和むなそこで!」

「ささっ、サラ様。人のいないところへ行きましょう」

「「「「「「「「下手に動くと、増えてしまうのです」」」」」」」」

「・・・それはいいことを・・・いやいや、ちょっと本当かどうか確かめに行ってきます」

「ちょっと待ってくれ、頼むからこれ以上話をややこしくしないでくれ!」

「もう、この意気地なし!偉大なる発見は1%の閃きと99%の努力ですよ」

「1%の閃きのせいで99%の失敗が見えているからやめてくれ!」

「数字に細かい男は嫌われますよ」

「数字に強くないと、敵に勝てないんだよ。ステータスの振り分けは命にかかわる大切なことなんだ」

「「「「「「「「すてーたすってなんですか?」」」」」」」」

「その質問には、あとでゆっくり説明するから!」

「「とにかくこの現象を何とかしないと、混乱するばかりだよ・・」」

「だから、私が本物のサラ様を見つけ出してみせます!」

「その妄想は危険です!」

「もう、心も何もかも小さい男ね」

「おおおお、お前はオレのナニを知っているんだ!?」

「いろいろ知っているわよ」

「はにゅ~・・・」

「そんなに言うんだったら、ルカリオに確認すればいいじゃないですか「結魂」しているんだから、それくらいわかるんじゃないですか?」


「「「「「「「「・・・・・・・!」」」」」」」」

「「・・・・・・・! 」」

「・・・・・・・! 」


「「「「「「「「「「「「それだ!」」」」」」」」」」」」


 サラx8とルカリオx2と望x1が同時に叫んだ。


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