大会
零「前回までのあらすじ。」
海「ここどこ、何すればいいの?」
鋼「えー、入学式も終わり、三人は学校の散策をしていました。はい。」
零、海「「適当だなぁ。」」
鋼「逆にどうすればいいんですか。」
海「たしかに。」
零「納得してどうする。まあいいや。」
海「それでは本編」
海、鋼、零「どうぞ!」
僕たちは、自己紹介が終わってから、3人で校内を巡って居ます。
「うっはあ、やっぱ広いなあ。」
海は目を輝かせている。
「走ると迷子になるぞ。」
鋼君が手をメガホンの様にして呼び掛ける。
「分かった!」
海が駆け足で戻って来た次の瞬間、元いた場所の壁が吹き飛び、人が現れた。
「「「うぇええ。」」」
想像出来ない事に、3人は抱き合って震える。
「あ、ごめんごめん。大会に向けて練習してたもんだから。」
アウトドアで着る様な服を来た人が瓦礫の中から出てきて、起き上がる。
「だからやり過ぎだって言ったろ。」
全身メカメカしい物を纏っていた人はボタンを押し、武装を手のひらに乗せられるくらいのサイズに仕舞う。
「派手にやったねえ。」
部屋の中から、白衣姿の人がフラスコ片手に出て来る。
「あ、あの、大丈夫ですか。」
余りに酷い状態に、オロオロしながら零は手を差し伸べる。
「ありがと… 魔力量凄っ。」
メカの人は手を取るが、零の状態に驚く。
「え、そうですか?」
意外な事を言われ、戸惑う。
「「やっぱそうですよね~」」
後ろの海と鋼も安心したような表情をする。
「二人まで。」
零は驚いて後ろを向く。
「だって下手したらプロ位あるよ。」
海は笑いながら答える。
「見間違いかと思ったよ。私も。」
鋼は苦笑いする。
「そんなに?」
零は首をかしげる。
「まあ、望月さんの弟子だから、うん。」
海はうなずく。
「え、望先生の?」
メカの人が話す。
「望月さんうちの顧問なんだよな。」
科学者のような人が、壁を直しながら言う。
「ほぼなんもしてないけどね。」
アウトドアな上着を脱ぎ、掃除を始める。
「そういや、大会って何ですか。」
気になっていたことを零は聞く。
「「「「「知らないの?」」」」」
その場にいた全員が一斉に驚く。
「そんなに言うほど。」
零は驚く。
「そりゃ一年に一回のデカイイベントだよ。
現役のシャドーとか、scp財団の人も来るんだよ。」
海は目をキラキラさせる。
「あと、ランクも結構変わるんですよね。」
鋼は先輩達に質問する。
「そうだねえ。結構ここからシャドー入ったって人もいるみたいだよねぇ。」
どこからかパソコンを持ってくる。
「ところで、実際の大会って見たことある?」
ニヤリと笑い、メモリを取り出す。
「ないですね。多分。」
零は答える。
「よし、じゃあ見てみるか。」
メモリを差し込む。
すみません!少し更新遅れました。
これから後書きにちょっとした小話書きます。