表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

センパイ 後輩

「これより、第112回日本魔法学校の入学式を

始める。」


こんにちは、佐藤零です。僕は今、魔法学校の入学式に出ています。そんな事を1年前の自分に言っていたら、鼻で笑われるでしょう。今も、自分が魔法使いになるなんて半分くらいしか信じていません。


「〜新入生諸君、これからこの学校で、勉学に励み、立派な魔法使いになってくれたまえ。」


そんな事を考えていたら、

入学式が終わっていました。


「お疲れ〜」

手を振って望月さんが僕を呼ぶ。

「望月さん!お疲れ様です。」

「ミッチーで良いって言ってるのに。」

「そういう訳には…」

「それなら、師匠って言うのはどうかな。」

それならいいかな。

「おーい、センパーイ。」

望月が振り向く。

「お久しぶりです。先輩。」

「おお、蓮じゃん。おひさ。」

二人がハイタッチする。

「えっと、この人は?」

零が首をかしげる。

「あぁ紹介するよ。こっちは後輩の蔦屋蓮。」

「蓮です。よろしくお願いします。」

零の手を取り、優しく握る。

「てか、早く行かないと、道迷うよ。」

望月が零の背中を押す。


「いってらっしゃい!」


「はい」



ここから、僕の学園生活が、始まる。 


零が教室に向かって走って行くのを見送って、蓮が話し始める。

「てか先輩、今度ピクニックどこ行きます?」

「適当な所で良いよ。後で教えて。」

手を振って答える。

「てか、サンドイッチ作るけど、何がいい。」

「卵とかが良いですかねぇ。できればキュウリはないほうがいいですけど。まぁ美味しければ良いですよ。」

「よーし、分かった。いい材料集めるかぁ。」

望月は腕を捲り、ガッツポーズをする。

蓮は苦笑いする。

「いや、そこまでしなくても良いですよって。」

蓮は時計を見る。

「てか、時間じゃないですか。センセイ。」

望月は時計を振り返って慌てる。

「やべぇ。校長にしばかれる。」

そう言うと、キューブを開き、テレポートした。

「ちょ、室内でそれは…」

遠くから、建物の壊れる音がした。

「あ~あ、まぁ良いか。」

笑いながら、蓮は仕事に戻って行った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ