表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
異世界転生 出会い編
81/224

第80話 指示するゼシカ

ゼシカが頑張りますよ〜!

 指揮官を失った魔物達は、混乱してそれぞれが勝手に動き出した。ゴブリンウィザードがファイアボルトを乱れ撃つも、アナとリューネは余裕で魔法を躱した。本当ならば躱したところを、ホブゴブリンが槍を構えて突き進んで来るはずだったが、指示が無かったためにそのタイミングを逃してしまう。ゼシカはその一瞬の隙を見逃さずに、ホブゴブリンへ弓で矢を射って完全に足止めをしてから指示を出す。


「アナ、リューネ、左右のウィザードが魔法を詠唱中だから直ぐに仕留めなさい」

「「はい、姉様!」」

「アリス様は、私が足止めしたホブゴブリンをお願いします」

「OK!任せて」


 アナは瞬時に左側のゴブリンウィザードへ〚石槍(ストーンスピア)〛を放って2体を撃破すると、残った1体との間合いを一気につめて、レイピアを頭に突き刺して仕留めた。


 リューネは大剣構えながら右側のゴブリンウィザードへ近寄って、大剣を思い切り薙ぎ払い3体の体を真っ二つに切り裂いた。


 私は1体のホブゴブリンに近付いて、刀で心臓を一突きにして仕留めると、すぐ隣に居たホブゴブリンが槍で貫こうとしてきたが、槍先を刀身で滑らすように軌道をそらして、そのまま刀を振り抜いて首を刎ねる。残った2体が向かってくるけど〚雷槍(サンダースピア)〛を放って感電死させた。


 オークウォリアー達が私の隙を狙って鉄槌を振り降ろそうとしたけど、リューネの大剣がオークウォリアーの腕を切り飛ばすと、アナは腕を失い唸っているオークウォリアーの頭をレイピアの一突きで仕留める。


 ゼシカはオークウォリアー3体へ〚暴風刃(ストームカッター)〛を放って切り刻む。残りの2体は、私が〚氷結(フリーズ)〛で足元を凍らせて動きを封じた所を、ゼシカの放った矢が頭を貫くと、全て魔物が消滅して宝箱が現れた。


「お疲れ様。例え相手が雑魚でも数が多いと、戦局は様変わりするね。ゼシカ、指揮官として指示は凄く良かったよ」

「ありがとうございます! 私も戦闘の指揮を褒めて頂き満足と言いたいところですが、最後は詰めが甘くアリス様に助けられました」


 私に褒められたゼシカは、とても嬉しそうに返事をしたけど、同時に反省点を口にした。そんな謙虚なゼシカをアナとリューネは大絶賛する。


「ゼシカ姉様の指揮は的確で良かったよ」

「うん、姉様カッコ良かった!」

「ふふっ、ありがとう。私は後方職だから全体を把握しやすい位置に居るから、それが良かったのかもね」

「これからも集団戦の時は、ゼシカの指揮で戦っていくのが良さそうだからお願いするね」

「かしこまりました」

「じゃあ、宝箱を回収して11階層のセーフティーエリアへ行くよ!」


 ボス部屋をクリアして宝箱を回収して、私達は11階層へと降りてセーフティエリアでテントを張って、野営準備を済ませて落ち着いたところで、宝箱の中身を確認することにした。


【金塊】【宝地図】【嘆きの少女像】金塊以外の判らない2つ物を鑑定してみる。


【宝地図】ダンジョン内にある隠し部屋の所在を示す地図。16F.西58.北88

【嘆きの少女像】呪いの像。夜な夜な少女の嘆き声が聞こえてくる。


 ヤバイ像が出たよ……。これは呪具マニアに売るしかないね。宝地図は示された座標へ行けば隠し部屋が現れる感じなので、これは絶対に行って宝物を取らないとね!


 鑑定のあとは、夕食と湯浴みを済ませて、翌日の攻略に備えて就寝するのだった。


この作品を読んで【なかなか面白い】【続きを読みたい】と思われた読者様へのお願い。


・ブックマークの登録

・リアクションをポチッと

・評価の星をパパッと「★★★★★」


上記3つをして頂けると、作者のモチベーションが上がりますのでよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ