表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
異世界転生 出会い編
63/224

第62話 ユーザニア市への帰還

3人目の従者を連れてユーザニア市へ戻るも、市内へ入れてもらえません。その理由とは?

 リューネが仔竜から竜人の姿に戻るまでの間は、拒絶の森の拠点へ戻って待つことにした。拒絶の森には龍人(ドラゴニュート)が居るのだから、竜人(ドラゴノイド)について何か知ってるかも知れないからね。


 転移魔法で拒絶の森へと戻ると龍人(ドラゴニュート)を呼んだの。私の元へやって来るのを待ってる間に、リューネのステータスを確認することにした。


【名前】リューネブルック 7歳

【種族】竜人(ドラゴノイド)

【LV】1

【職業】

【HP】20

【MP】5

【筋力】20

【防御】20

【魔力】5

【敏捷】5

【知力】10

【運気】5

《火魔術 Lv1》《咆哮 Lv1》

《大剣術 Lv1》《大盾術 Lv1》


 流石は竜人(ドラゴノイド)だけあって、重戦士といった感じのステータスだね。年齢は私とアナと同じ7歳の女の子だった。なんとなく喋り方で判ってたけど、今の見た目が仔竜だから見た目で男女の判断は難しい。


 光妖精族ライトニングフェアリー・ハーフエルフ・半吸血鬼(ハーフヴァンパイア)竜人(ドラゴノイド)と、なかなかレアな種族の集団になって来たと思う。


 私が激レア種族を選択して転生したから、『類は友を呼ぶ』みたいな感じでレア種が集まるのかな? ゼシカとアナが食事の用意をしていると、光地龍人(アースドラゴニュート)のガイアが私の元へやって来た。


「アリス様、お呼びにより参上しました」

「ありがとうガイア。少し聞きたいことがあってさ、竜人(ドラゴノイド)について何か知ってるかな?」

「アリス様の後ろに控えてる仔竜のことでしょうか? (ドレイク)と人の混血は非常に稀なので、かなり珍しい存在かと思われます。(ドレイク)の屈強な身体能力を受け継いでいるように思われます」

「そうなんだね。ありがとうね」

「いいえ、また何かございましたらお呼びください」


 ガイアは竜人(ドラゴノイド)のことを教えると、すぐに拒絶の森の守護任務へと戻って行った。


 ガイアとの話が終わったところで、ちょうど食事の用意ができたみたいなので、みんなで食事を取り終えると、リューネが仔竜の姿から竜人(ドラゴノイド)へ戻ったので、夜が明けたタイミングでユーザニア市へ戻ることにした。


 夜が明けて、私達は山岳へ転移魔法陣で戻り、北門からユーザニア市内へ入ろうと思ったけど、ユーザニア市兵が北門を封鎖していて入れないので声をかける。


「ねぇ~、市内へ入りたいんだけど、門を開けてくれないかな〜?」

「馬鹿か? 北の山岳から竜種が来るかも知れないんだぞ! そんな状況で門を開ける訳がないだろう!」


 私が竜種を討伐したことを知らないようなので、竜種の襲撃の心配はないと伝える。


「私が北の山岳で竜種を討伐してきたからさ、もう大丈夫だから門を開けてよ!」

「はぁ? 小娘4人で竜種の討伐をしただと? そんな嘘を信じる訳がないだろう!」

「むぅ~、小娘4人を危険な門の外に放置していいの? 市兵なら弱い立場の者を守らないと駄目じゃないの〜?」


 なんてやり取りをしてると市兵の隊長がやって来た。4人の少女が門の外に居ることに驚きながらも、何かに気づいて声をかけてきた。


「竜種を討伐するとか冗談を言ってたお嬢ちゃん達か? 何で門の外に出ているんだ?」

「何でって、北の山岳で3体の竜種を倒して来たからなんだけど」

「まだそんな冗談を、危険を冒してまで門の外へ出て、冗談を言うのは感心出来ないぞ!」


 市兵の隊長とも話が噛み合わないので、竜種を倒してきた証拠を見せることにした。私は妖精の鞄(フェアリーポーチ)から竜種の死体を出して見せる。


「これが倒して来た証拠だよ。それっ!」

『ズドォーン!!』


 私は討伐してきた火竜3体を放り出した。


 私達が倒した火竜(フレイムドレイク)の亡骸を見た市兵の隊長や市兵たちは驚いたのか絶句していた。証拠を見せても門が開かないので、私は〘拒絶〙を使って門を開けさせて市内へ入ることにしたの。


「北門を閉じていることを拒絶する」


 暫くすると北門が開いたので、私達は門を通って市内へ入ることができたのだった。

この作品を読んで【なかなか面白い】【続きを読みたい】と思われた読者様へのお願い。


・ブックマークの登録

・リアクションをポチッと

・評価の星をパパッと「★★★★★」


上記3つをして頂けると、作者のモチベーションが上がりますのでよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ