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激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
異世界転生 出会い編
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第48話 討伐完了

農園の園主さんに討伐完了の報告をするのですが、報告の場でアリスではなく2人の従者が暴走しちゃいます……

 夜が明けたのでポロ村へ戻るんだけど、睡眠時間が足りなかったのか『ぼ〜』としてると、ゼシカがお茶を持って朝の挨拶をしてくれた。


「アリス様、おはようございます! 村へ戻る準備は私達にお任せください」

「うん、ありがとう」


 私は朝陽を浴びながらお茶を飲んでいると、農園の園主さんが私達の元へやって来たの。


 ゼシカとアナに対応を任せると『アリス様は女神様なのです!』とか言われそうなので、私が対応することにしたの。


「この度はワイバーンとキラーウルフの討伐をして頂き、誠にありがとうございました」

「いえ、冒険者としての務めを全うしただけですから、お気遣いなく」

「あのまま魔物による被害が続いていたら……農園の運営は壊滅して、家族全員が路頭に迷っていました。我々から見ればあなた様は【戦闘の女神ローゼ】様です」


 園主さんが【戦闘の女神】なんて言うから、ゼシカとアナが私の元へやって、胸を張って私の事を誇張する。


「当然です!アリス様はこの世界に降臨された【現人神】なのです!」

「そうです【現人神】アリス様へ祈りを捧げるのです!」


 2人が【現人神】だとか誇張するので、園主さんが勘違いしないように訂正をする。


「違いますからね! ただの《《冒険者》》ですから間違えないでね?」

「は、はい……」


「アリス様は【戦闘の女神】にして【創造の女神】でもあるのです。そして、この神々しい美しさを見れば判ると思いますが【美の女神】でもあるのです!」

「本当に違いますから!2人は町へ戻る準備をしてきなさい!」

「「うっ、かしこまりました……」」


 勝手に信仰してる2人を離して、改めて園主さんの誤解を解く。


「あの2人の言葉は信じないでいいですからね! 農園を守れて本当に良かったです。また困ったことがあれば依頼を出してくださいね」

「はい!アリス様」

「それじゃあ、この依頼書にサインをお願いします」


 依頼書にサインをしてもらったので、私達はポロ村へと戻ることにしたの。


 明日は子爵邸へと向かい護衛依頼の任務につくので、拠点へ戻る前に冒険者ギルドへ寄って、2つの討伐依頼の完了手続きを済ませることにしたの。


 冒険者ギルドへ着くと、受付カウンターの前に進んで、討伐完了の手続きを受付嬢に頼んだの。


「おはようございます。この2つの討伐クエストを完了したので手続きをお願いします」

「はい、こちらへ討伐依頼書と討伐証明となる証明部位を提出して下さい」


 討伐証明となる部位と言われても判らないんだよね。討伐した魔物は全部持って帰ってきたから証明部位はあるはず。


「証明部位が判らないので、魔物を丸ごと持って帰ったんですけど、提出するのはここでは無理かな?」

「えっと、そんなに大きい物なんですか? 依頼書の方を先に確認しますねって、ワイバーンにキラーウルフの討伐? 少々お待ち下さい」


 受付嬢さんは『ピクピク』と顔を引き攣らせながら奥へと走って行ったの。


 暫くその場で待ってると、奥から偉そうな人と一緒に戻って来て、自己紹介をしてくれた。


「私は副ギルドマスターのナタリア.バシールと申します。あなた方がこの討伐依頼を達成したというのですか?」

「はい、光の絆で達成しましたよ」

「では、討伐証明となる部位はお持ちなんですよね?」

「先程、そこの受付嬢さんにも言ったのですが、魔物を丸ごと持って帰ってきたので、広い場所がないと出すことができません」

「ふむ、では解体場へ案内するので、ご足労をお願いします」

「判りました」


 そんな訳で、副ギルドマスターに案内されて、冒険者ギルドの地下にある解体場へと到着したの。この広さなら討伐した全ての魔物を出せると思った。

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