表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
異世界転生 出会い編
43/224

第42話 従者達の訓練

アリスは2人の従者を鍛えている間、並列思考と天才は、夢のアイテム作りに苦戦しているみたいですね。

 私達が快適な冒険生活を送るための話合いをしてから1週間が過ぎたの。


 私は、並列思考(セラフィム)に〘天才〙とリンクをすることで、大量の荷物を簡単に運搬するという問題と、ダンジョンで野営をする時に身の安全を守れるスキルを開発するように指示を出したの。


 私も全てを任せっ放しにするのではなく、ちょっと閃いたことがあれば、その都度内容を伝えるようにしていた。


 冒険生活の向上問題は、基本的に並列思考(セラフィム)と〘天才〙に任せて、私はゼシカとアナの育成に力を注ぐことにした。


 3人でダンジョンを攻略するにしても、パーティーのパワーバランスが悪ければ、ゼシカとアナの命が危機に晒されてしまうからね。


 私は主として、2人を安全を絶対に守ってあげる義務があるから、心を鬼にして厳しい成長プランを実行したの。


 前にゼシカを育成していた頃と同じように、アナにも【拒絶の森】で魔物の討伐に奮闘してもらってるの。ステータスを効率的に伸ばすには、やはり実戦に勝るものはないないからね。ただ、以前にも言ったけど戦闘に参加せず、経験値だけを得てレベルアップをしても、ステータスだけ伸びて中身が『スカスカ』になるだけだから。


 これは、屈強な戦闘奴隷や高ランクの冒険者を雇う、富裕層や貴族連中に多くみられて、レベルだけは高いんだけど雑魚なんだよね。


 なので、私は最低限のサポートをするのみ。基本的にはアナとゼシカの2人で戦わせて、初見や強い魔物が現れた時だけ、私が手本や対処法を見せて学ばせる。


 この日も、日が傾く頃までかなりの数の魔物を討伐して、2人が『ヘトヘト』になったところで強化訓練を終わることにした。


「「はぁ、はぁっ……」」

「2人ともお疲れ様〜!」

「アリス様にお願いがあります……

 疲れて息が上がりながらも、ゼシカが私に声をかけてくる。疲れ果てたゼシカが願うことはたった一つだ。


「ゼシカのお願いってお肉でしょ?」

「流石はアリス様!」

「ちょっと待っててね。ミノタウロスを狩ってくるよ」

「はい、お任せください! 行ってらっしゃいませ!」


 軽くミノタウロスを狩って戻ってきたところで【拒絶の森】の拠点へと戻り、ゼシカ待望のミノタウロスを使ったら肉のフルコースを堪能してから、3人でお風呂に入って汗を流した後は、サロンでまったり寛いだあと、それぞれの部屋へと戻ったの。


 部屋に戻ってベットに腰を下ろしたタイミングで並列思考(セラフィム)が声をかけてくる。


『アリス様、お時間よろしいですか?』

『うん、いいよ』

『大量の荷物を運ぶために〘空間魔法〙で鞄の中を拡張する理論ができました。しかし、鞄の中に食料を入れても、時間の経過で劣化してしまいます』

『あぁ、劣化もだけど、温かい物も冷えちゃうってことだよね?』

『そうなのです』


 空間魔法で拡張はできても、時間が経過すれば劣化すると聞いて『ハッ』と閃くと、その内容を並列思考(セラフィム)に伝えてアドバイスしたの。


この作品を読んで【なかなか面白い】【続きを読みたい】と思われた読者様へのお願い。


・ブックマークの登録

・リアクションをポチッと

・評価の星をパパッと「★★★★★」


上記3つをして頂けると、作者のモチベーションが上がりますのでよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ