第33話 守護竜達の進化
竜種達に名を授けると、徐々にその姿が変わっていく。一回り以上大きくなると、そこからは徐々に小さくなり続けて、やがて人のような姿になったの。
「地竜から光地龍人へ進化致しましたガイアでございます」
「水竜から光水龍人へ進化致しましたアクアでございます」
「火竜から光火龍人へ進化致しましたフレアでございます」
「風竜から光風龍人へ進化致しましたエアロでございます」
「「我等が命尽きるまで、アリス様への忠誠を誓います」」
「ありがとう。4人に【拒絶の森】のことを任せるね!」
「「はっ、かしこまりました」」
私が言葉をかけると、一礼してから龍人達は森の守護へ赴くために飛び去っていった。
軽い気持ちで名付をしたら、いきなり進化しちゃったから驚いたけど、顔には出さすことはなかった。だって主としての威厳があるから。
ところで竜種と龍人って全然違うのかな? なんて思ったら、毎度おなじみの並列思考が教えてくれた。
『竜種が更なる高みに到達した時にのみ龍種へと進化することができます。その力は一国をも滅ぼすとも言われていて、その龍種が極稀に進化するのが龍人となりますが、一つの時代に四体が存在した史実はありません』
おぉ……、一国をも滅ぼす力を持つ龍種が更に進化したのが龍人なんだね。その四体の全てが私の眷属となったなんて驚きだ。そんな龍人達が【拒絶の森】を守護してくれるってことは大安心だね。
私が留守中の【拒絶の森】は龍人に任せておいて、私とゼシカは森を抜けてからゼクス辺境伯領内の大草原を進む。そして、その先にあるポロ村を目指すんだけど、その前に私とゼシカのステータスを確認することにしたの。
まずはゼシカを確認する。
【名前】ゼラーシュカ 9歳
【種族】ハーフエルフ
【Lv】 Lv15
【職業】狩人
【HP】55
【MP】75
【筋力】35
【防御】30
【魔力】65
【敏捷】45
【知力】30
【運気】14
〘風魔術Lv2〙〘水魔術Lv2〙
〘弓術Lv2〙〘短剣術Lv2〙
ゼシカは立派に育ってくれてるね♪
そして私も確認。
【名前】アリス.フェリシア 7歳
【種族】光妖精族
【Lv】 Lv40
【職業】妖精術師
【HP】165
【MP】685
【筋力】345
【防御】195
【魔力】795
【敏捷】330
【知力】515
【運気】155
〘拒絶〙〘光纏〙〘並列思考〙
〘天眼〙〘天才〙〘万物創成〙
〘雷魔法Lv8〙〘光魔法max〙〘属性魔法Lv9〙〘体術max〙〘双剣術max〙〘付与術Lv6〙
〘自己強化Lv6〙〘生活魔法max〙
〘転移魔法〙
既に私ってかなり強い感じだね。
よほどのことがない限りは、無事に村へ着けるはずだと思うけど、そこは油断をせずにポロ村を目指し進んで行くと、かなり遠目にだけど石壁が見えてきたの。
「アリス様、あれがポロ村ですよ! あと1時間足らずで村に到着できると思います」
ゼシカの言葉を聞いて私の心は踊ったの。
だって、異世界転生して7年経って、初めて集落に行くんだからね!
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