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激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
異世界転生 幼女編
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第23話 想定外の戦い

 私は残りの竜種(ドレイク)を探して【拒絶の森】の外周を移動してると、周囲に霧が発生して視界が悪くなってくると、〘並列思考(セラフィム)〙が状況を報告してくれた。


『アリス様、意図的に発生した霧だと思われるので、恐らく【水竜(アクアドレイク)】が襲ってくると思われます。ご注意ください!』

「ありがとう。先ずは視界の回復だね〚送風(エアブロー)〛!」


 私は風を起こして霧を払うと、上空から鋭い爪で切り裂いてくる未来が視えたので回避すると、水竜(アクアドレイク)の鋭い爪が地面をえぐった。


「流石に動きが速いね。〚風刃(ウインドカッター)〛!」


 攻撃を躱されたことで隙が出来た水竜(アクアドレイク)の右翼を風の刃が切り裂いた。これで自由に空を飛び回ることを封じることに成功した。


「クワァア〜ン」


 水竜(アクアドレイク)は叫び声と同時に体を回転させてきた。尻尾を鞭のようにしならせて攻撃を仕掛けてきたが、この攻撃も未来視で視えているので、難なく躱してから反撃の魔法を放った。


「この一撃に耐えれるかな? 〚落雷(サンダーボルト)〛!」


 尻尾の回転直後で隙ができていた水竜(アクアドレイク)の頭に雷が直撃すると、『ふらふら』と頭が揺れている隙を見逃さない。私は双剣に雷属性を付与してから首へ目掛けて、ドリルのように回転しながら突っ込むと水竜(アクアドレイク)の首はちぎれて頭が地面に『ボトリ』と落ちた。


「よし、これで二体目だね。〘雷魔法〙との相性に助けられたかな?」

『確かに〘雷魔法〙との相性が良過ぎましたね。そうなると【火竜(フレイムドレイク)】には間違いなく〘水魔法〙が効きそうですね』

「そうだね、でも体が炎に包まれていなければって事ね。炎に包まれていると水が届く前に、蒸発しちゃうかも知れないからね」


 そして、三体目となる竜種(ドレイク)を探しに行こうとすると、突然火炎のブレスに襲われる未来が視えたので、魔法を発動させて水の壁で対処した。


「向こうから来てくれるなんて、探す手間が省けてラッキーだったね。〚水壁(ウォーターウォール)〛!」


 私は水の壁を展開して火炎のブレスを相殺したあと、上空にいる【火竜(フレイムドレイク)】へ魔法を放って地上へと落とす。


「落っこちろ! 〚暴風(ウインドストーム)〛!」


 突如現れた暴風により、上空でバランスを崩した火竜(フレイムドレイク)は、そのまま背中から地上へ真っ逆さまに落下して悲鳴をあげる。


「クルァアア〜」

「あはっ、お腹が丸見えだよ〚石砲(ストーンキャノン)〛!」


 円錐状で高速回転した巨石が火竜(フレイムドレイク)の鱗のない腹部を直撃すると、そのまま貫通して大きな風穴を開け絶命した。


「なんか……呆気なかったね」

『アリス様、背中から落ちた時点で勝負アリでしたね』

「私って、かなり運が良いのかもね!」

『運も実力のうちです』

「そうだね。最後の【風竜(ウインドドレイク)】もこんな感じで倒せるといいね〜」

『あと一体倒せば【拒絶の森】の外へ出る事が出来ますね。油断せずに倒しましょう』


 想定外の戦いで、三体目の竜種(ドレイク)を楽に倒せたので、最後の竜種(ドレイク)も楽勝だと思ったのが甘かった……

この作品を読んで【なかなか面白い】【続きを読みたい】と思われた読者様へのお願い。


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― 新着の感想 ―
こんな簡単に竜を倒せるとは、いよいよ森の外が見えてきた!
火の魔法に対して水の魔法?私はむしろ地の魔法を使うかな。火と水は一番良い組み合わせじゃない。熱い蒸気だって重傷を負わせることがあるよ。
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