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激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
最終章 優しい世界
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第22話 アリスの帰還

§イリス視点§

 僕がゴミを処分しリーダーを捕らえて、未だに気を失ったままのアリス様の隣に寄り添っていると、アナとリューネを呼んでいたクリスがやってきた。


「アリス様の様子はどう?」

「意識は戻らない。すごく苦しそう……。2人は直ぐに来るんだよね?」

「うん。あと、ミネバとフランシスコにも声をかけたんだ。それで尋問なんだけどさ、ルミナスの森でしたいと言ってるよ」


 クリスはアナとリューネ以外にもルミナスの森に居る2人にも連絡をしていたみたい。確かに常に行動をしている2人よりも、冷静に判断をしてくれそうだと思った。


「2人が到着してルミナスの森へ戻るなら、転移魔法陣を準備しないとね。僕がするからさ、クリスはアリス様の様子を見ててくれる?」

「うん、あの2人はどうするの?」

「息があるか確認して大丈夫なら、布でもかけて放置でよくない?」

「うん、判った」


 僕がルミナスの森へ戻る準備をする間、クリスにアリス様のことを任せると伝えると、未だに気を失っているゼシカとマリアンヌのことを聞いてきた。最優先はアリス様なので、2人には悪いけど命に別状がなければ放置でも良いと思っている。そのことを踏まえ、クリスに指示を出してから転移魔法陣の準備をする。


 僕とクリスが2人を待ちながら戻る準備をしていると、『ガサガサ』と音がしたので顔を向けた。


「「アリス様!」」


 険しい表情をしたアナとリューネがやって来ると、ゼシカとマリアンヌには目もくれずに『グッタリ』と気を失ったままのアリスの傍らに寄り添った。心配そうな2人に現状を説明すると、身を震わせながら拘束しているリーダーに怒りをぶつけようとするが、必要情報を聞き出すまでは生かす必要があるので、僕はアナを止める。


「アナ、ダメだよ。そいつはルミナスの森へ連れて行く。そして、アリス様を苦しみから解放するために、邪神と首輪について色々と聞き出すからね。処分するのはその後だよ」

「ぐっ、そうだね……」

「じゃあ、ゼシカとマリアンヌを連れてきて。直ぐにルミナスの森へ戻るよ」

「判った」


 熱くなっていたアナを落ち着かせると、僕はアリス様を、アナはゼシカ、リューネはマリアンヌを横抱きに、クリスはリーダーを引き摺りながら転移魔法陣を通ってルミナスの森へ戻った。


 僕達が転移すると、屋敷に居る全ての者が待ち構えていて、用意されていたベッドにアリス様を横にすると、フランシスコが直ぐに状態を確認したのだった。真剣な眼差しで首元に手をあて、嵌められた首輪に触れながら何やら呪文のようなものを唱えて、何とか外そうと試みたのだった。



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― 新着の感想 ―
んー参りましたね。 チートなので異常状態無効なのかと思いましたが 効果ありなんですね。 なら、アリスを倒してしまえる方法はいろんなのが 考えられますね。 だがここで、アリスを本気にしたようだ!って …
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