表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
最終章 優しい世界
207/224

第21話 危機脱出

「「アリス様に触れさせない!」」

「イリス、クリス……」


 私の危機に、ピアス化していたイリスとクリスが先輩たちに立ちはだかると、先輩たちは下がって距離を取って焦りの表情を浮かべた。2人に任せれば、私を含めた3人を護ってくれると安堵すると、そのまま目の前が真っ暗になっていた。


§イリス視点§

 アリス様が暴漢に不意を突かれた。学園の先輩ということで油断をしていたのが原因だけど、力の差は歴然なので僕たちの出番はないかな?


 直ぐに反撃に移るのかと思ったけど、何故か苦しそうでその場で両膝を落とされた。何かおかしいと思いゼシカとマリアンヌを確認すると、2人は完全に意識を失っていた。アリス様だから意識を保ち続けているけど、このままではアリス様が危険だと思い行動することにした。


『クリス、行くよ!』

『うん、行こう!』


 僕たちはピアスの擬態を解除して暴漢の前に立ちはだかると、『イリス、クリス……』と弱々しい声を出されたあとは意識を失われた……。その様子をみた瞬間、これまで感じたことのない怒りが込み上げてきた。


「クリス、アナとリューネを呼んで。僕はゴミ共を始末するから」

「判った。リーダーっぽいのだけは殺しちゃダメだよ? 邪神について情報を聞き出すから」

「OK!」


 クリスは、アナとリューネを呼ぶように多重演算(ラファエル)に指示している。


 僕はクリスを横目に、アリス様を傷つけた罪深き者たちに裁きを下す。本当なら皆殺しだけど、邪神ジャミアというヤツが黒幕っぽい。情報を聞き出す必要があるから、リーダーだけはウッカリ殺さないように注意をしないとね。目の前のゴミ共は、予想外の展開に狼狽えている。


「お前たちは逃さない! と言うかリーダー以外のゴミは今すぐ死ね。冷凍(フリーズ)!」

『パキンッ!』

「弾けろ石弾(ストーンバレット)!」

『ガッ、パラパラ……』

「わっ、わぁあああ〜っ」


 リーダー以外のゴミ共を氷漬けにした後は、石を当てて粉々にしてやった。目の前で起こった惨劇に、リーダーは発狂しながら逃げ出そうとする。僕がそんなことを許すわけが無い。両足にむけて魔法を放って動きを封じる。


「逃さないよ鉄針(アイアンニードル)!」

「ぐわぁあああっ!」

「まだ逃げようとするの? 逃がすわけないのに鉄針(アイアンニードル)!」

「あ、ぎゃあああ!」


 両足に鉄針が突き刺さってその場に倒れても、這いつくばって逃げようとするので、両腕にも鉄針を打ち込んで完全に動きを封じた。僕は手早くリーダーを拘束すると、気を失ったままのアリス様の傍へ駆け寄った。



この作品を読んで【なかなか面白い】【続きを読みたい】と思われた読者様へのお願い。


・ブックマークの登録

・リアクションをポチッと

・評価の星をパパッと「★★★★★」


上記3つをして頂けると、作者のモチベーションが上がりますのでよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ