表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
最終章 優しい世界
201/224

第15話 天敵の確認

§ジャミア視点§

 合同演習などという校外学習のおかげで、学園内の邪神徒を通してアリスという小娘を観察する。普段はクラスが違うこともあり小娘(アリス)を観察する機会に恵まれなかったが、合同演習は1年生が同じ大草原で活動するために容易に観察ができたのだ。


 小娘(アリス)のステータスは七神女神の加護があること以外は判らない。恐らく隠蔽の類をしているのだろうが、魔物との戦闘や睡眠時なら解除されるはずだから、怪しまれない程度に観察することにした。


 大草原での合同演習が始まって、小娘(アリス)の同行を注視しているとチャンス到来。グラスウルフが現れ戦闘が始まったのだが……、小娘(アリス)は戦闘に加わらずガキ共の様子を見てるだけだ。怪我をした小僧を治療しただけで終わってしまったのだ。


(何故だ? これでは小娘(アリス)のステータスが全く判らんではないか……)


 魔物と戦闘をすれば、隠蔽は解けてステータスを確認できると思ったが、小娘(アリス)のステータスは判らぬままだ。それでも何かしらのスキルを使うのかと思ったが、大草原の魔物が相手ではスキルを使う必要が無いようだった。後は睡眠時に隠蔽が解かれることを期待して、夜になるのをひたすら待つことにした。


 深夜になり周囲が静まったところで、小娘(アリス)が眠っているテントを目指す。流石にテントの中に入ることはできないので、外から小娘(アリス)のステータスを覗き見ようとすると、予想外の事態に驚いた。


(何故、6人もの気配があるのだ?)


 なんと、小さなテントに6人の気配があったのだ。どうすればこの中に全員が入れるのか興味があるのだが、中に入って確認することはできないので外から確認することにした。


(何故だ? 気配はあるのにその場に小娘(アリス)たちを確認できない?)


 いったい、このテント中はどうなってるのかを、リスクを冒してでも確認する必要があると思い、テントの正面に回って中を覗こうとした瞬間、肩に手を充てられ呼び止められた。


「おい、何を覗き見しようと抜け駆けをしている」

「!?」

「ん? アルフォンスではないのか? 貴様はどこのクラスの者だ? ここはSクラスの拠点だぞ」

「へっ、用を足してテントに戻るところでした」

「なんだ、寝惚けてるのか。そこはお前のテントではない。自分のテントへ戻るがよい」

「はい、申し訳ありませんでした」


 あと少しというところで小僧に気づかれて、テントの中を確認することができずに、その場を去ることしかできなかったのだ……。


※アリスのテントを覗こうとしたリオネルによって、テントの秘密が漏れることはなかった。そしてリオネルも、声を発したことでアルフォンスに気づかれて、覗きは未遂に終わった。


この作品を読んで【なかなか面白い】【続きを読みたい】と思われた読者様へのお願い。


・ブックマークの登録

・リアクションをポチッと

・評価の星をパパッと「★★★★★」


上記3つをして頂けると、作者のモチベーションが上がりますのでよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ