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激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
最終章 優しい世界
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第13話 合同演習2日目

 話し合いにより明日の予定が決まった。後は体を休めるだけなので、マリアンヌとセイレーンをテントに誘うと嬉しそうだった。寝る前に湯浴みをしたあとは、せっかくだから話で花を咲かそうかと思ったけど、全員に男っ気がなく盛り上がることはなかった。セイレーンは帝国の皇女、マリアンヌは伯爵令嬢だから自由恋愛は絶望的らしい。ルミナスの森では貴族のような階級制度は導入せずに、住民には自由恋愛を謳歌してもらおうと思った。


 夜が明けて合同演習2日目を迎えた。前日の話し合いで決めた通りに、魔物の殲滅戦と基本的な立ち回りとすることにする。まずは殲滅戦だけど勿体ぶっても仕方ないので、私たちは気配感知ができるということを伝えて、みんなで魔法をぶっ放すことにし、基本的な立ち回りについては状況に合わせて披露する。


「おはよう、魔物の位置は私が気配感知をするからさ、みんなはそこへ魔法をぶっ放してくれれば良いからね」

「「了解」」


 隊列を組んで大草原を進んでいると、魔物の気配を感知したところで殲滅戦を開始する。


「左前方からグラスウルフが4体近付いてくるよ。男子4人は私のタイミングに合わせて魔法を撃ってね。仕留めきれない場合があるから、突撃に警戒することを忘れちゃダメだからね」

「「OK!」」

「3、2、1、撃て!」

石弾(ストーンバレット)!」

「「風刃(ウィンドカッター)!」」



 私の合図と同時に各々の得意魔法が放たれると、草原に『ドンドン』と魔法が飛んでいく。グラスウルフの姿は見えないけど『バサッバサッ』と草を刈りながら魔法が進んでいくと、身を潜めていたグラスウルフの悲鳴のような咆哮が聞こえた。


「「ギャン、ギャウン……」」


 魔法を撃つと同時に盾を構えて取りこぼしがあった場合に備えている。私は倒し切ったことを把握しているけど、そのことを伝えずに警戒を維持させる。常に感知できる者が居るとは限らない、だから細心の注意を払って魔物を倒したのかを、討伐確認をする必要があるからね。そして倒したことを確認したところで、無事に殲滅戦が終了したことを喜びあった。


「お疲れ様! 最後まで気を抜かずに討伐できたね。次は女子が魔法を撃つけど、討伐確認は男子に任せるからね」

「「了解!」」


 初戦を無事に切り抜けたことで、気持ちに余裕が生まれたようだ。その後は問題なくゴブリンやグラスウルフの群れを殲滅することができた。



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