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激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
最終章 優しい世界
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第7話 自由に生きてみたい

 合同演習の前に行われる授業は、これまでと変わらないと聞いたので参加はしていない。合同演習は強制参加だけど、授業は十傑特権を行使すれば参加しなくて良いからね。


 そんなんけで十傑メンバー全員が、私と一緒に合同演習に向けたパーティー戦闘の訓練をすることになった。マリアンヌは長期休暇の時に、ダンジョンでパーティー戦闘を経験したので、私と一緒に5人パーティーでの隊列の組み方や、前後衛の連携動作を説明するのを手伝ってもらった。


 一通りの説明が終わったところでお昼休憩を取る。女子5人は私の専用食堂で食事を取りながら話を楽しんでいたけど、セイレーンがひたすら口を動かしていた。留学生なので休暇中は帰国していたため、1人だけ私たちと一緒に過ごせなかったことを残念そうに語り続けた。


「マリアンヌが羨ましいわ。帰国していなければアリスと一緒にダンジョンへ行けていたのに。私も帝国で訓練をしていたけど、むさ苦しいおっさんばかり相手にしてたのよ? もう苦痛でしかなかったわ……」

「ははっ、帰国せずに残るにしてもさ、平民の家に滞在するのは絶対に無理だもんね。マリアンヌの所ってことでも無理なのかな!」

「伯爵家程度じゃ無理ですよ。リオネルに頼めばいいかも知れませんよ?」

「「それはない!」」


 マリアンヌが笑いながら提案すると、私とセイレーンは同時に否定した。もし滞在ができたとしても、リオネルは絶対に付いてくるし、帝国の皇女が王子を頼って滞在なんてしたら、親同士が勘違いをして、2人の婚約話を進める危険があるからね。


「やっぱり、ある程度の身分になると自由なんて無くなっちゃうんだね」

「皇位継承権とか要らないんどけどね……。放棄して自由に生きてみたいな。まぁ、どうにもならないないんだけどね……」


 セイレーンが苦笑いをしながらそんなことを呟くと『私なら簡単にできるよ』と言いたくなったけど、あまり他国に介入するのもどうかと思い、口にせずに心にしまって置くことにした。皇位継承権の争いで、セイレーン身に危険が迫るような時は、積極的に介入してセイレーンを守る。当面はそんなスタンスで見守ることにした。


 食事を終えると、合同演習に向けた訓練を再開して、色々なパターンでパーティー編成をしながら、合同演習に参加するまでには、必要最低限の知識と技術を身に着けることができたので、仲の良いクラスメイトが魔物と戦闘で傷つくことはないのかな?


 そして、第一回目の合同演習の日を迎えたのだった。


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