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激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
異世界転生 学園編
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第65話 昔話

 私は術式構築の簡単なアドバイスをする。


「今から私が思う、魔法発動に必要な6つの要素を教えるからさ、次の自習までに参考にして魔力操作の練習をしてみてね」


 私が伝えた6つの要素は次の通り。


1.発動させる属性の選択

2.どんな形に具現化するかの決定

3.具現化した物の数量の決定

4.発動威力の決定

5.発動後の動作を決定

6.全てを決定し条件を構築して発動


「この6つの要素が、魔法発動の術式構築の流れになるんだよ。このルールに沿えばどんな魔法も簡単に発動できちゃうからね」

「「へ?」」


 私の術式構築の説明を聞いたみんなは拍子抜けな返事をしたけど、メグだけは『パンッ』と手を叩いて納得した表情で口を開いた。


「つまり、2番目が具現化した魔力の形状変化に必要なのですね!」

「そういうこと、形状変化の術式構築だからさ、式だけを構築してもイメージができないとダメだよ。そうじゃないと魔術を発動させることはできないからね」

「そのイメージと言うのは?」


 メグはイメージという言葉を理解できていないようで、首を傾けながら質問をしてきた。メグが判らないなら他のみんなも判らないということなので、説明をする。


「みんなは詠唱することで、魔術を発動させてるでしょ?」

「そうですね」

「実は詠唱って発動の補助みたいなもので、頭で全てを思い浮かべることで無詠唱でも発動できるんだよ」

「思い浮かべることがイメージなのですね。その年齢で、どうやってその境地までたどり着くことができたのでしょうか?」


 メグは目を輝かせながら、私が今の境地にたどり着いたのか聞いてきた。マリアンヌたちも興味があるようなので、昔を思い出しながら、みんなに教えてあげることにした。


「あのね、私はゼシカと出会うまでの間は、1人で生きてきたんだよね。そんな生活をしていたからさ、私のスキル〚並列思考(セラフィム)〛と話し合いながら色々なことを試していたら、勝手にたどり着いちゃった感じかな?」

「どれだけ濃密な時間を過ごしたのですか? 私は倍以上の時間を生きているのに半分にも届いていないのです。アリス様の理論は世界に革新を齎します」


 私を見るメグの表情は恍惚としたもので、他のみんなも感心していた。そんな中、ゼシカは興奮気味に口を開いて私を褒めちぎる。


「アリス様は魔導の女神をも凌駕する存在なのです。女神に等しいアリス様から、このように学べる機会を与えられたことを、あなたたちは誉れに思いなさい!」

「そうですね。私たちはアリス様に出会えたことを感謝しないといけませんね」


 なんと、マリアンヌがゼシカに同調することで、アルフォンスやマルクセスも頷いたのだった……


(なんか、望まない方向へ進んでない?)



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