表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
異世界転生 学園編
168/224

第63話 暗躍する従者②

 魔力操作の自習は、みんなにとって有意義なものだったようで、定期的に魔力操作の勉強会を開く方向になったの。リオネル以外は飲み込みも早そうなので、形状変化ができる日もそう遠くはないと思った。問題なのはリオネルで、彼は言葉の理解力を身に着ける必要があるみたい。良く言えば天才肌だけど、普通に言えばただの馬鹿だ。魔力操作は人並み以下、魔法は殆どの使えないのに、保有魔力量があの量ってことは、素質だけならクラスメイトの中でNo.1だと思う。本当に残念な人だと思った。


 自習が終わって帰宅しようかと思ったら、マリアンヌから声をかけられた。


「アリス様、有意義な時間をありがとうございました。学園内に美味しいケーキがあるカフェがあるなで、お礼にご馳走させてもらえませんか?」

「ケーキ! 行きたい! 甘い物は大好きだから、マリアンヌの言葉に甘えるね」

「はい、ではカフェへ参りましょう」


 私が嬉しそうに返事をして、マリアンヌと一緒にカフェへ向かおうとすると、アルフォンスとマルクセスが駆け寄って声をかけてきた。


「待って! 僕達もちょうど甘い物を食べたいと思ったんだ。カフェで同席しても良いかな?」


 2人も魔力操作を頑張ったから、体が甘い物を欲しているのかな? 同じカフェへ行くのならなんの問題もないので、同席することを認めたの。


「うん、一緒に行こう。おかわりする時は2人が奢ってね!」

「「任せてくれ!」」


 最低でも3つのケーキを食べられると思うとテンションが高くなる。カフェへ向かおうとするとアナが声をかけてきた。一瞬、なにか用事があったのかと思い『ドキッ』とする。


「アリス様、すぐに屋敷へ戻らないのなら、ミネバが迎えに来てると思いますので、少し待つようにと伝えてまいります」

「あっ、そうだね。お願いするね」

「かしこまりました」


 ミネバへの連絡をアナに任せて、私はカフェで予定通りにケーキを3つ食べて、至福の時を過ごしたの。

§アナスタシア視点§

 アリス様がマリアンヌたちとカフェへ行くと言われたので、この機会にバカ王子の取り巻きを粛清しに行こうと思った。ミネバが迎えに来てるはずなので、遅くなると伝えに行くと伝えて、この場を離れることにした。


「アリス様、すぐに屋敷へ戻らないのなら、ミネバが迎えに来てると思いますので、少し待つようにと伝えてまいります」

「あっ、そうだね。お願いするね」


 アリス様に伝えたあとは、多重演算(ラファエル)に頼んでミネバへ少し遅くなると伝えてもらうと、私はバカ王子の取り巻きの元へ向かう。奴等の居所はイリスがマーキングをしてくれているので、簡単に居場所の特定ができた。


「ふふっ、アリス様に『お前』などと言った奴は、相応の罰を与えてやるわ」


 私が死角から怒りの『怒気』をそのままぶつけると、どこからともなく襲ってくる『怒気』に恐怖した取り巻きたちは、両手を合わせて神に祈った。


「「神よ我々をお守りください!」」


(バカめ、アリス様こそが神なのだ。アリス様を「お前」呼ばわりした者が、神にすがったところで守ってもらえるわけがない!)


 そのあとも『怒気』をぶつけ続けると、取り巻きたちは失禁して気を失ったのだった。


この作品を読んで【なかなか面白い】【続きを読みたい】と思われた読者様へのお願い。


・ブックマークの登録

・リアクションをポチッと

・評価の星をパパッと「★★★★★」


上記3つをして頂けると、作者のモチベーションが上がりますのでよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ