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激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
異世界転生 学園編
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第44話 黒

アリスの模擬戦を見ていた男子たちの目線です。

§リオネルの視点§

 我は迂闊にもアリスの戦う姿を目の当たりにして、見惚れてしまったのだ。


 入学式の時にアリスと目があった時も、女神のような美しさに見惚れて言葉を失い、今回は華麗に戦う姿に目を奪われた。


 ブルースの突きを回避する時、身軽な動きでバック宙をすると、アリスのスカートの中が『チラリ』と見えた。


(な、なんと黒だと?)


 なんと黒の下着を身に着けていたのだ。下着なんて白以外存在しないと思っていたが、なんと挑発的なヤツたのだ。入学式では笑顔を見せ、模擬戦では黒の下着を見せて我を誘ってくるとは……、積極的な女ではないか!


 アリスが平民でなく貴族の令嬢であれば、我の正妃として娶ってやっても良かったのだが、身分不相応なので無理だ。機会があれば宰相に、側妃ならば可能なのか聞いてみようと思っていると、体を回転させた勢いでスカートが『フワッ』とした瞬間、またしても黒の下着が見えたではないか! 母上の下着姿なら見たことがあるが、アリスと比べると母上はショボいと思えた。


 よし授業が終わったら、アリスを俺の側妃にしてやる可能性があると伝えてやるか! 俺の言葉を聞けば頬を染めて喜ぶのだろうな!


§マルクセスの視点§

 アリスとその従者たちの規格外の強さと美しさに驚いた。


 平民にも見目麗しい者はいるが、アリスの美しさは恐らく世界一だろう。従者の3人もアリスには及ばないが平均以上に美しい。あれほどの容姿なのに武術も手練れだとは……。


 模擬戦が始まると、最初の2人は敗れはしたが善戦し、アナスタシアに至っては勝利をあげた。最後のアリスは、模擬戦前にブルース先生を万全の体調に戻し、全てにおいて圧倒して勝利したのだ。


 ハッキリ言って、同世代で俺に並ぶ者はいないと思っていたが、並ぶどころか俺よりも強い者がこんなにもいるとは驚いた。


 生徒同士の模擬戦が行われる時は、手合わせを願い出て親しくなりたいものだ。そうすれば彼女たちの強さの秘密を知ることができるかも知れない。


 しかし、アリスは模擬戦の授業の時に、動き辛いスカートを穿いていたのだろう? 理解に苦しむが目の保養になったから良いけど。


 それにしても黒とはな……。

§デッカードの視点§

 俺は同世代の中で、英雄に1番近いと存在だも思っていたが違っていた。


 今日の授業で行われた模擬戦で、次元の違う戦いをした女が4人も居たのだ。特に首席のアリスの強さは圧倒的で、現時点でも英雄と言われるような強さだった。


 あの強さの秘密を知るには、親しくなるのがベストだと判断したので、明日からは積極的に声をかけることにする。そう、王族だとか貴族だとかは関係なく、己の強さを求めるためなら平民にだって頭を下げる。英雄になるためならプライドを捨てる覚悟だって俺にはある。それだけの価値がアリスにはあると思っている。


 そんなことを考えていると、アリスの模擬戦が脳裏に蘇る。あぁ、黒だったな……、なぜか、戦闘シーンではなく『チラリ』と見えた黒の下着を思い出したのだった……。


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