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激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
異世界転生 学園編
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第2話 真の目的は……

英越学園の入学試験が近づいてきて、ゼシカとリューネの学力のことでミネバから報告が……

 ルミナスの森の開発や、新たな人材を迎えたこと以外でも、冒険者としての活動は順風満帆そのもので、嘆きの地下迷宮と鬼の塔は共に最下層まで進んで完全踏破をしたの。


 現在は要塞都市ヴェガの管轄エリアにあるSランクのダンジョン霞の迷塔に挑んでいる。このSランクのダンジョンは、地上100階層からなる迷路型の塔で、現在の最高到達階層が33階層という超高難易度のダンジョンで、私達のパーティー光の絆が最高到達階層のレコードホルダーなんだけど、最上階の到達と完全踏破にはまだまだ時間がかかりそうってとこかな。


 単純にダンジョンアタックだけをしてれば、もっと上の階層へ進めるとは思うんだけど、私はグリエル英傑学院への進学を目指している。今は入学試験に向けて学力試験・武術試験・魔力試験の勉強をしたり、いつか大型の帆船や飛空艇を作って、みんなで世界中を旅する準備も進めたりしてるので、とにかく忙しい毎日を送っていたの。


 そんな忙しい毎日を過ごしていると、ミネバからグリエル英傑学園の入学試験の申し込み期日が近づいて来たと報告が入る。


「アリス様、そろそろグリエル英傑学園の入学試験の申し込み期日なのですが、どうなされるますか?」


 どうするか? とは受験をするかではなく、従者を連れて通うのかの確認だった。


「私はゼシカ、アナ、リューネの3人を従者としてだけではなく、一緒に英傑学園を受験して合格すれば、同じ学園生として通おうかと思っているの。だって英傑学園って5年制で長い期間通うことになるから、私は3人と一緒に英傑学園で過ごしたいと思ったんだよね。だから4人で英傑学園へ通う方向で調整をしてくれるかな?」


 私が4人で英傑学園へ通いたいと伝えると、ミネバが少し不安そうな表情をしながら返事をしてきた。


「かしこまりました。アナは大丈夫だと思いますが、ゼシカとリューネの2人については、学力試験でもっと努力をしなければ、合格は厳しいかも知れませんね」


 ミネバの口から予想外の返事を聞いて驚いた。3人とも私と英傑学園へ通いたいと言っていたので、しっかり勉強をしていると思ったからだ。


「そうなの? じゃあゼシカとリューネには、もっと勉強を頑張らせないとね。入学できなければルミナスの森に残らせて英傑学園を卒業するまで、行動すること禁止すると発破をかければ、勉強を頑張って試験に合格できるかな?」

「確かに頑張ると思いますが、念のためルミナスの森のフランシスコ様の下だ学ばせるのが、最も良いかも知れませんよ」

「あぁ、それは良さそうだね! フランシスコにそのことを伝えてもらってもいい?」

「かしこまりました」


 この日から、学力に不安があるゼシカとリューネの2人は、入学試験に向けてルミナスの森でフランシスコから勉強を教わるという、猛勉強の日々が始まることになったのだった……。


※ゼシカとリューネの学力は、合格基準を十分に超えていて問題はなかったが、フランシスコとミネバの2人が口裏を合わせて、ルミナスの森へ向かわすことが目的だったらしい。入学試験までの間は、フランシスコと3人でルミナスの森に暮らす住民たちに対して、ルミナス神アリスとルミナス教の布教活動をすることが真の目的だったとは、知る由もなかったのだった。


この作品を読んで【なかなか面白い】【続きを読みたい】と思われた読者様へのお願い。


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