表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激レア種族に転生してみた(笑)  作者: 小桃
異世界転生 幼女編
10/224

第10話 初めての戦闘

 木陰から突如現れた物それは白い兎だった。

 普通の兎なのかな? なんて思うと〘並列思考〙さんが兎の正体を教えてくれた。


『アリス様、あの生物は角兎という魔物です。低級モンスターではありますが、素速い動きから繰り出される鋭い角による刺突攻撃は、油断するとかなり痛い目に合いますので、十分な注意が必要です』


 うん、生まれたばかり0歳児である私には、この角兎という魔物はかなり危険な生物かも知れない。それでも食料の確保は必須だから、生きる為にも気合を入れて戦ってみる。


 でもさ、実際に戦うといってもどうやって戦えばいいのかな? なんてと思うと〘並列思考〙さんが的確なアドバイスをしてくれた。


『アリス様、先ずは木に背を向けて立って下さい。角兎が刺突攻撃を仕掛けてきたところを躱せば、角兎の角が木に突き刺さる事があります。角が刺さってる隙をついて光魔法の〚光弾(シャインバレット)〛を放ってみて下さい。当たれば確実に倒せるはずです』


 私は〘並列思考〙さんの指示通りに行動すると、見事に角兎を倒す事が出来た! なんてうまい訳にはいかなかった。初撃の刺突を躱しきれずに、角が右太腿を掠って傷を負ったの。


「くっ……あぁあああ!」


 右足に信じられない程の激痛が走った瞬間こう思ったの。


『やばい!』


 激痛の為に思ったように体を動かせない、この状態では次の攻撃も躱し切れないかも? そう思った私は『落ち着け私!』と自分に言い聞かせると、しっかりと角兎の動きを見極めて、刺突を躱す事を意識してイメージをする。


 すると、角兎は先程と同じように突撃攻撃を仕掛けてくる。イメージ通りの動きをする角兎を冷静に見極めながら咄嗟に躱した。


『ガツン!』


 無事に角兎の攻撃を躱せたので、すぐに背後の木を確認すると、木に角が突き刺さった角兎が『バタバタ』と必死に動いていた。


 この隙を見逃さずに光魔法を放つ。


「お願いだから当たってよ〚光弾(シャインバレット)〛!」


 私の放った光の弾丸が角兎の身体に直撃すると『キャウ……』という声を漏らしたあとに絶命した……、


「ふぅ、何とか勝てたんだね……」


 倒したことに安心して独り言を口にすると、〘並列思考〙さんが語り掛けてきた。


『アリス様、角兎の攻撃を躱した事で、〘天才〙が動作を理解したことでスキル【体術】を習得しました。おめでとうございます』


 うん、攻撃を躱しただけでスキル【体術】を習得出来たよ。本当なら喜ぶところなんだけど、そんな事よりも角が掠った太腿が痛くて仕方ないんだよね……

この作品を読んで【なかなか面白い】【続きを読みたい】と思われた読者様へのお願い。


・ブックマーク

・いいね♪

・評価の「★★★★★」


をして頂けると、作者のモチベーションが上がりますのでよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
初めての戦闘は大苦戦!? 0歳児がいきなり思う通りに動ける訳もないか…… 戦いに勝利したけど、早く治療をしないとね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ