表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

異世界バカせまい歴史シリーズ

異世界バカせまい歴史~とあるRPGシリーズのスライムの変遷

これは、ある架空の世界の、ある架空のRPGのシリーズの変遷の話である。


とあるRPGのシリーズ、それは

『ドラゴン・フォーチュン・クエスト』という。

※同名のゲームが実際に存在する可能性もありますが、同名のゲームとは無関係です。


異世界バカせまい歴史、とあるように、本当にバカせまい、限られた人たちしかその事を調べようとしない、

異世界ファンタジーには、かなり興味のある人でさえ、???と思うようなことを、わざわざ調査したりする。


今回は、ほとんど全てのRPGに登場する、定番中の定番のモンスター、スライムが、『ドラゴン・フォーチュン・クエスト』シリーズで、どのような変遷をたどっていったかを調べる。


もともと、スライムというモンスターは、ねばねばした液体のモンスターで、色は主に緑色。

その昔、おもちゃ屋で数百円で売られていたという。もちろん、モンスターのスライムではなく、緑色のスライム状のおもちゃが売られていたのだという。


そんなスライムのイメージを変えたのが、

『ドラゴン・フォーチュン・クエスト』の発売である。


略して『ドラフォー』。今まで神話や民間伝承で伝えられてきたそのままのモンスターのイメージから、『ドラフォー』独自の姿のモンスターが次々と生み出されてきたことから、いつしか『ドラフォー』のモンスターの方が、本来の神話や民間伝承に登場するモンスターよりも有名になっていったという。

ここで、話はスライムに戻る。青い体の、ゼリー状でピョンピョン跳ねて移動する、一番最初に登場して、やられ役として定番になる、あのスライムは、『ドラフォー』が一番最初だった。

さらに、色違いの赤スライムも登場する。

赤スライムは不吉な前触れ、魔王が復活する前触れ、という設定も、ここから生まれた。


当時はまだ、家庭用のテレビゲームが普及し始めたばかりの頃で、ゲームといえば、次々と敵を打ち落とすだけの『インベーダーゲーム』のようなゲームしか無かった頃。

まだ、ファンタジーRPGという概念も根付いていなかった。

この頃の時代は、革新的な内容のゲームが次々と生み出された頃でもあった。そんな中で、『ドラゴン・フォーチュン・クエスト』も生まれた。

『ドラゴン・フォーチュン・クエスト』は、発売当初はそれほど話題にもならず、コアなファンが購入するといった程度だったという。

なんたって、主人公の勇者が、横に進むときはカニ歩きだったから。

主人公は1人、敵のモンスターも1匹、そして最初に戦うモンスターが、スライムという。

これが本当に、後に国民的RPGになっていく作品の第1作になるなどとは、夢にも思っていなかっただろう。


それから1年後に『ドラゴン・フォーチュン・クエスト2 邪教の野望』が発売されると、仲間を増やしてパーティーを結成するというシステムが誕生した。

敵のモンスターも、複数で登場するようになり、複数のモンスターにダメージを与えられる呪文も登場する。

スライム系は、前作の青スライム、赤スライムに加え、本来の液体状のスライムのイメージに近い緑のスライムや、回復魔法を唱えるスライムも登場する。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ