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新しい関係でいて

作者: Soraきた

見慣れたモノなら安心できるけど

キミと初めて訪れた場所は

遠まわりして、道に迷い、楽しみな買い物も

中途半端になってしまった


あれだけ段取りしてきたのに

原因は何だったのか・・と僕は首をかしげた

「仕方がないよ、

こういうことは、よくありがちじゃない?」

曇りかけの天気には触れず

行き交うクルマの波を見つめながら

キミが言う


早起きはした、キミの家まで順調に行けた

出発の時間よりも早く出かけることができた

・・・だけど、どうして

いまもそうだけど

しばらくのあいだ、僕の中には

そんな思いが繰り返し、出てくるんだろう


「開き直りも大事だよ」と

さっきより明るくなった空を見上げて

キミが言った


「別に僕はいいんだ、特には

ただ、キミが残念に思うだろうから・・」と

キミの横顔を確かめながら

僕が言う


しばらくの沈黙のあと

「こんなときは

気持ちをリセットしよう

わたしも同じようにするから・・」キミ


できるか、できないか

よく分からないけど

キミがそう言ってくれるんだから

たぶん、できるんだろう

キミには余分な心配をかけたね


いまから、少しずつ

僕は笑って見せる

その裏の切なさも残さないから


なんとなく、なんとなくだけど

こういう気持ちになったのは

新鮮なことで

恋人以上の関係にも感じられた

勝手にそう思って、

ズルいのかもしれないけど・・












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