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はじまりのうた
悲しい悲しいお話をしよう
それはもう忘れられた未来の話
でも忘れたくなかった過去の話
私さえも知らない物語
青の砂漠で泳ぐ君
硝子の森で踊る君
どれも君だろう? どれも君じゃないだろう?
そりゃそうさ、だって君には知る由もない君がいるんだから
君は死ぬべきじゃない
悲しい話と言ったね 少し嘘が含まれてる
悲しくなるはずの話だ
君が変えるんだ 君が生きるんだ
長くなっちゃったね
扉を開ける必要は無い
ただ一言 叫ぶだけでいい
「──クソ喰らえだ」
光なんてなかった
ドス黒い海に沈む
深く 深くまで
底から雪が降ってくる
底を抜けた先には俺がいた
声が響いた
「じゃあね、また明日」
開けない朝が始まる
フラストレーションの解放のために書きます。
自己満。不定期。
それでも良いという方、よろしくお願いします。
甘夢良