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sideレナ①

二話分書きました!


 私の名前はレナ…一応帝国の国民であるが孤児だ。

 私は自身が生まれながらの孤児で女というのは最悪だ…それを知ったのは七歳である。

 あの時までの私は周りとは少し頭が良かったが世界について無知であった。

 この帝国では孤児というのははっきり言うと売り物の商品でしかない。

 その理由を私が孤児院の優しいと思っていた院長の叔父さんの本性を聞いてしまったかである。

 それは私が孤児院のみんなと隠れんぼをしていた時だった。

 私は偶然隠れた場所が院長の部屋の近くにいて聞いてしまった。


 『なぁ、今回のガキどもはいつ()()するんだ?』


 ()()?何それ…出荷って家畜とかの事を指すんだよね…。


 『おいおい、気が早すぎるだろ』

 『そうか?今の状態でもあの変態貴族に高値で売れるだろう?』

 『…誰にも言うなよ』

 『あ?なんだ?』

 

 私はそのまま息を潜めながらその話しを聞く事にした。


 『実はあの中のガキが伯爵に買われる事となってるんだよ』

 『ま、マジかよ!』

 『あぁ』


 壁越しだから分からないがきっと院長は笑っているのはわかった。

 

 『まぁ、買われるのはあの虐待が大好きな伯爵だがなハッハハハ』

 『ヒェ〜それりゃあ勿体ねぇな…今回のガキどもは顔がいいのにな〜』


 この時の私は嘘だと、言いたかった。

 夢だと、思いたかった。

 けど、私は知ってしまったのだ。

 院長の本性とよく来る院長の友達という人の化けの皮が剥がれた瞬間を私は聞いてしまったのだ。

 その後、私は隠れんぼで見つかり、そのまま体調を崩して一日寝込んだ。

 私が体調を戻した翌日にはバレない様に役立ちそうな本などを少しずつ読み漁った。

 一日でも早くここから抜け出したかった。

 今まで、面倒を見てくれた大好きなお兄ちゃんやお姉ちゃん達に手紙が届かないのは売られたんだとすぐに分かった。

 私の目は霞んでしまって本が読みにくくなっても必死に読み漁った。

 しかし、ここにある本だけでは情報が少ない。

 私はいつ売られるのか、不安で仕方が無かった。

 少なくとも、変わっていない様に演じていたが、同世代のメンバーの二人にはバレてしまった。


 「ねぇ、レナちゃん少し最近おかしく無い?」

 「そうだぞ!最近のお前ノリ悪りぃぞ!」


 二人とも男の子で赤髪のレフと金髪のギルで二人とも私とは赤ん坊からの馴染みだ。

 私はこの孤児院と私達孤児の現状を教えてようか少し迷ったが話す事に決めた。

 私一人でこの脱出は到底出来ないと分かったからだ。二人は私の話を聞いてくれた。

 

 「なるほど…それは脱出しないとね」

 「俺は馬鹿だからわかんねぇ。けどお前が嘘を付いてないのはよ〜くわかったぜ」


 私は二人の協力者を手に入れたがまだ脱出には至る事が出来ない。

 私はこの脱出には戦える戦力が必要だと分かった。

 出来るだけ私達だけは助かる方向で行きたいが院長は賢い人だ。

 絶対にあの話し合っていた人と同じ人達が身の回りにいる筈…だから、私は危険を犯してでも私達の替わりに()()になって貰う人材が必要だ。

 私は孤児院の仲間には出来るだけ犠牲にはなって欲しく無い。

 どうするかと考えているとこの近くにスラム街がある事に気がつき、その中から替わりに犠牲なって貰う人達を集めようと私は考えた。

 スラム街は危険なのは承知の上でやるしか無かった。

 それに私は全員を救える力なんて無い子供だ。

 私はその日の夜に孤児院内のひび割れして子供一人が出られる穴の場所を潜り出て外に出た。

 念の為にボロボロの布を被りスラム街を探索した。

 そして、見つけた…戦力になりそうな人を…。

 私はその人は見つけた当初は三組に囲まれていた。

 遠くてなにを話しているかはよく聞こえなかったがその人は突然に錆びたナイフを懐から出し同い年の少年と思われる人の頭に刺した。

 私はすぐに目を逸らした。その後に聞こえる声は悲鳴と叫び声に耳を塞ぎながら私は蹲っていた。

 何も聞こえなくなったのを確認すると私はその人のある場所に目を向けるとその人は嘔吐していた。

 人を殺した事に吐いているのだろうと私は思った。

 その後、私はその人の跡をつけた。目的としてはその人が何処にいるかを確認して置く為だ。

 また、跡を付けながら気が付いたがその人はよく周りを確認したり、ぶつぶつと拾ったナイフや道具類を見て何か考え事をしていた。

 こうして見るとよく考えて行動している人だと、わかった。

 スラム街の人間は大抵は死にかけの人が多くて危険な事をいつやるか分からない人が多いと聞かされた事がある。

 しかし、その人は聞かされた様な人物像には私は見えなかった。

 私が見たその人の人物像はよく周りを確認してから動くあたりで偵察能力が高いと判断した。

 また、初めて見たとき三人組に囲まれながらも三人を殺して武器を手に入れた辺りを考えると戦闘能力も高い。また、私より少し年上で話を持ちかけるならこの人方がいいと何故か思った。

 そうしているうちにその人はボロボロの家に入って行ったのを見てあそこがその人の拠点だと、わかったので帰ろうと思ったが辺りは暗くなっており、帰るにはあまりにも危な過ぎた。

 だから、勝手ながらその人の家の中入り勝手ながら寝る事にした。

 今を思い返せば結構勝手が過ぎたと思う。

 けど、その人より早く起きればいいと思っていたのがいけなかった。

 日差しが差す前にその人は目を覚まして私がいる事に気が付き私を起こした。

 その時の私は少し寝ぼけていて、すぐに目的の組む話をしてしまった。

 その人は感情の起伏は低くわからなかったが「は?」という声を出していたので呆気を取らていたのはわかった。

 その後、私は括り付けられた。

 うん、私自身で何言ってんだろ…兎に角、その人は私を括り付けにすると家から出で数十分後に帰って来た。

 一応、私は女の子だよ?酷くない…いや、確かに勝手に上がり込んで寝ちゃったけどさぁ!?

 その後、私とその人と交渉をした…縛られたままだけど出来るだけ明るく誤魔化そうとしたがその人は組むメリットを聞いて来た。

 これは予想外だった…取り敢えず私がその時に出せる対価を話した。また、私がその人に対して求めるものも出来るだけ話した。

 その日は考えるとその人は言ったが私は出来るだけ早めにと頼んだら次の日の昼ごろに答えると言ってその日は引いた。

 孤児院に戻るとすぐにベットに入り込んだ。

 孤児院から出ていく時私は出来るだけごまかせる様にベットに枕と人形、本などを詰め込んで隠蔽してから出た為、ギリギリ気付かれなかったが次からはもう少し考えて行動しようとこの時決めた。

 次の日の昼に私は食事を済ませると孤児院を抜け出してその人のところへ向かった。

 交渉の続きを行うために…。

 交渉は予想外と言いようしか無かった。

 はっきり言うと私はスラム街の人を甘く見ていた。

 その人は自身になにをやらせる気だと聞いて来た。

 それを聞かれると改めて自身の話し方が悪いと気づいた。

 私は出来るだけ嘘半分と本当の事言った。

 話しは孤児院から金貨を盗む事と私とその幼なじみ達の脱出を話した。

 その人も金貨を三割貰うと言って来た。

 此処で思った事は何故か求めて来た金額が三割と少なかった事だ。私は当初多く取られると思っていたが三割と少ない金額に疑問を持ったが今考えると相手側も私が組みたくなる様に仕組んでいたと思った。

 子供の私からすれば必死なのは話を聞いていればわかる様なものなら相手側は金額を大きくすれば後々考え出すかも知れないからこそ、敢えて低い金額を言ったとわかった。

 だが、交渉は上手く行った。私は無事、協力者を手に入れた。

 その協力者の名前を聞いたが、どうやら名前は無いらしいので本で読んだお菓子という甘くて美味しいものを『デザート』というのでそこから文字を変えてから『デサール』に決まった。

 どんな意味で付けたのかと聞かれたので自慢げに教えてあげたが感情の起伏薄い顔だったが目は呆れていいた。

 その後にデコピンされた…痛い…決めたのはアナタじゃあ無い…酷くない?

 まぁそれから私はデザールとかわらした条件通りに情報収集と文字、数字を教えた。

 そんな中で私はデザールについても情報を書き出した。

 私が集めたデザールの情報は私より二歳年上で身体はスラム街の人達よりは肉付きはいい所と感情の起伏薄いという事がデザールの印象だという事がわかった。

 戦闘訓練をするために城壁の外へ出た時、私の情報ミスでオークと遭遇してしまった。

 しかし、デザールは私を避難させてからオークを倒してしまった。

 この時の私はデザールと本当に組んで良かったのかと思った。

 デザールは確かに強い事がわかったがその後に気絶してしまい寝込んだ。

 眠っているデザールを見ているとデザールの目には涙を流していた。

 私は罪悪感に駆り立てられたが私はそれでもデザールに犠牲になって貰わない限り何処ぞの誰かに売られて酷い目に合う…結局、私は自身が助かりたいだけだ……それでも私はその地獄から抜け出したい。

 そう考えているとデザールが目を覚ました。


 


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