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三十一から三十五

挿絵(By みてみん)


31

 軽き世に 浪ぞ常永久 夕映えは 冬は何処とぞ 皆に過るか

 かるきよに なみそとことは ゆふはえ(は ふゆはとことそ みなによぎるか)



挿絵(By みてみん)


32

 頻き偲ぶ 弥生の小松 行く年と 悔ゆつ孫の日 世や負の色紙

 しきしのふ やよひのこまつ ゆくとし(と くゆつまこのひ よやふのしきし)


  ※ 頻く(し・く)  次から次へと続いて起こる。たび重なる。



挿絵(By みてみん)


33

 良いかなと 古神道また 飛び交うか 一玉饂飩 仕事長いよ

 よいかなと こしんとうまた とびかう(か ひとたまうどん しごとながいよ)



挿絵(By みてみん)


34

 敵意読む 苦肉の策で 島狩るが マジで草退く 憎むよ生きて

 てきいよむ くにくのさくで しまかる(が まじでくさのく にくむよいきて)


  ※ 「草」とは、戦国時代から江戸時代にかけての忍者の別称。


挿絵(By みてみん)


35

 逸れた春 鳴り響き音 消え風が 疫遠き日々 利成るは誰ぞ

 それたはる なりひびきおと きえかぜ(が えきとおきひび りなるはだれぞ)


  逸れた春 鳴り響く音 消え風が 疫遠く日々 利成るは誰ぞ

  それたはる なりひびくおと きえかぜ(が えきとおくひび りなるはだれぞ)


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