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回文短歌風(まだまだ行くか? 750まで)五十首詠 701-750


挿絵(By みてみん)


01(701)

 友の死は リックサックが 待つ河か 妻が掘削 吊り橋の元

 とものしは りっくさっくが まつかわ(か つまがくっさく つりばしのもと)


02

 皆人と 浮き寝の床に 雉子模し 危機に琴の音 旧都飛波

 みなひとと うきねのとこに きぎしも(し ききにことのね きうととびなみ)


03

 妻、長閑 強がるときは 過ぎ去るさ キスは気取るか 四つ角の末

 つまのどか つよがるときは すぎさる(さ きすはきどるか よつかどのまつ)


04

 二度悪夢 死産巨人は 草陰か 昨晩除菌 差し向く後に

 にどあくむ しざんきょじんは くさかげ(か さくばんじょきん さしむくあとに)


05

 避けた身よ S蛋白は 増加しか 嘘剥ぐ番だ 末、黄泉だけさ

 さけたみよ えすたんぱくは ぞうかし(か うそはぐばんだ すえよみだけさ)


06

 山里に 囲ひ分けたる 女かな 身折る竹詫び 古歌に外様や

 やまざとに かこひわけたる をみなか(な みをるたけわび こかにとざまや)


07

 唐土の 松の古枝の 元の芽の 友のエルフの 妻のし衣

 もろこしの まつのふるえの もとのめ(の とものえるふの つまのしころも)


08

 過る雲 パパッと饂飩 たゆとうと 油断唐突 母も来る気よ

 よぎるくも ぱぱっとうどん たゆとう(と ゆだんとうとつ ははもくるきよ)


09

 錆びる目は 右か左か 聞かないな 鍵借りた日か 君嵌める日さ

 さびるめは みぎかひだりか きかない(な かぎかりたひか きみはめるひさ)


10

 浸るのか 頼ってないで 手遊びさ ステディ撫でつ 夜鷹乗る度

 ひたるのか たよってないで てすさび(さ すてでぃなでつ よだかのるたび)


11

 思慕の夜 過ぎ行く夏に 女かな 澪に繋ぐ湯 帰する夜の星

 しぼのよる すぎゆくなつに おみなか(な みおにつなぐゆ きするよのほし)


12

 行かないよ 最低な嘘 痛がるか 大層泣いて 猶予い長い

 いかないよ さいていなうそ いたがる(か たいそうないて いざよいながい)


13

 勝ち取る目 最低な嘘 痛がるか 大層泣いて 諫める土地か

 かちとるめ さいていなうそ いたがる(か たいそうないて いさめるとちか)


14

 勝てる気が 子供瘡割れ 悲しいし 流れ技かも 何処か切る手か

 かてるきが こどもかさわれ かなしい(し ながれわざかも どこかきるてか)


15

 二度はない 歴代寝間で 非学吐く 果皮で招いた 綺麗な鳩に

 にどはない れきだいねまで ひがくは(く かひでまねいた きれいなはとに)


16

 咲き変える 草葺も良き 高鳴るな 難き蓬生 探る絵描きさ

 さきかえる くさぶきもよき たかなる(な かたきよもぎふ さぐるえかきさ)


17

 神懸かり 捜した木馬 動かぬか 業魔浮き出し 飾り鑑が

 かみががり さがしたきうま うごかぬ(か ごうまうきだし かざりかがみが)


18

 感じ入る 解き交ふ組織 為敢う乞う 悪しき思想家 気取る異人か

 かんじいる ときかうそしき しあうこ(う あしきしそうか きどるいじんか)


  ※ し‐あ・う〔‐あふ〕【▽為▽敢ふ】 なしとげる。しおおせる。


19

 叶う恋 精通の記事 望み汲み その時期の鬱 異性乞う中

 かなうこい せいつうのきじ のぞみく(み そのじきのうつ いせいこうなか)


20

 弄って レイプ昨日も 蠢く目 剛毛の義父 入れて尽くさま

 まさぐって れいぷきのうも うごめく(め ごうもうのぎふ いれてつくさま)


21

 浜野かな マジ罌粟畑 夏花は 繋げた艀 島中の魔は

 はまのかな まじけしばたけ なつばな(は つなげたはしけ しまなかのまは)


22

 頻る枝か 見よ罌粟畑 果報乞う 帆影だ艀 蘇る岸

 しきるえか みよけしばたけ かほうこ(う ほかげだはしけ よみがえるきし)


23

 迂路の裏 荒みがら空き シアターだ 悪しき荒神 流離う呪う

 うろのうら すさみがらあき しあたー(だ あしきあらがみ さすらうのろう)


24

 決議告げ 砂子寝転び エスパーは 末広子猫 歳月気付け

 けつぎつげ いさごねころび えすぱー(は すえひろこねこ さいげつきづけ)


25

 怪我しない 解決できた 蚊帳張り(は 館来て告げ 意外な仕掛け

 けがしない かいけつできた かやはり(は やかたきてつげ いがいなしかけ)


26

 鈍な弟子 物理学会 早く行く ヤバイがっかり 潰して何度

 どんなでし ぶつりがっかい はやくい(く やばいがっかり つぶしてなんど)


27

 直ぐ犯す 内定辞した がなる夜 中出し強いて 往なす顔クズ

 すぐおかす ないていじした がなるよ(る なかだししいて いなすかおくず)


28

 旅立たん 到達感が 良い宿屋 伊予柑買った 饂飩只日だ

 たびだたん とうたつかんが よいやど(や いよかんかった うどんただびだ)


29

 行くままに 山の南の 宮腹は 闇飲み並みの 真屋に乳母崩ゆ

 ゆくままに やまのみなみの みやはら(は やみのみなみの まやにままくゆ)


  ※ 宮腹(みや-ばら) 皇女の子として生まれること。また、その子。皇女腹みこばら

    乳母(ま-ま) 乳母うば。めのと。


30

 川上の 山の交より 松風か つまり宵香の 魔夜の身か葉か

 かはかみの やまのかひより まつかぜ(か つまりよひかの まやのみかはか)


31

 軽き世に 浪ぞ常永久 夕映えは 冬は何処とぞ 皆に過るか

 かるきよに なみそとことは ゆふはえ(は ふゆはとことそ みなによぎるか)


32

 頻き偲ぶ 弥生の小松 行く年と 悔ゆつ孫の日 世や負の色紙

 しきしのふ やよひのこまつ ゆくとし(と くゆつまこのひ よやふのしきし)


  ※ 頻く(し・く)  次から次へと続いて起こる。たび重なる。


33

 良いかなと 古神道また 飛び交うか 一玉饂飩 仕事長いよ

 よいかなと こしんとうまた とびかう(か ひとたまうどん しごとながいよ)


34

 敵意読む 苦肉の策で 島狩るが マジで草退く 憎むよ生きて

 てきいよむ くにくのさくで しまかる(が まじでくさのく にくむよいきて)


  ※ 「草」とは、戦国時代から江戸時代にかけての忍者の別称。


35

 逸れた春 鳴り響き音 消え風が 疫遠き日々 利成るは誰ぞ

 それたはる なりひびきおと きえかぜ(が えきとおきひび りなるはだれぞ)


  逸れた春 鳴り響く音 消え風が 疫遠く日々 利成るは誰ぞ

  それたはる なりひびくおと きえかぜ(が えきとおくひび りなるはだれぞ)


36

 いつ荒らす 台風の目も 騙すはず また揉め農夫 悪戯熱い

 いつあらす たいふうのめも だますは(ず またもめのうふ いたずらあつい)


37

 惰眠記事 無縁仏よ また借りが 弾避けドボン M資金見た

 だみんきじ むえんぼとけよ またかり(が たまよけどぼん えむしきんみた)


38

 夜またも 尻軽でバカ つい勃てた いつか果てるか 利子も溜まるよ

 よるまたも しりがるでばか ついたて(た いつかはてるか りしもたまるよ)


39

 レアな靴 尻軽ではと 食い溜めだ 幾度果てるか 利子つくなアレ

 れあなくつ しりがるではと くいだめ(だ いくどはてるか りしつくなあれ)


40

 連れ鴨さ 初恋弾み 澄み切る気 みすみす背後 翼捥がれつ

 つれがもさ はつこいはずみ すみきる(き みすみすはいご つばさもがれつ)


41

 川近き 谷戸の罪禍と 水鳥と 罪咎水の 門や木か千羽か

 かはちかき やとのつみかと みつとり(と つみとかみつの とやきかちはか)


  ※  谷戸やと 丘陵がU字型の谷になった所。


42

 詐欺好きさ 果てしがないや どや界か 宿屋居流し 手羽先好きさ

 さぎずきさ はてしがないや どやがい(か やどやいながし てばさきすきさ)


43

 がっかりか 花の都の 嬰孩か 家の子闇の 名ばかり勝つか

 がっかりか はなのみやこの えいがい(か いえのこやみの なばかりかつか)


  ※ 嬰孩 あかご。みどりご。嬰児。


44

 才嘆き 離れ小島で 鷹狩か 片手間シコれ 名は聞けないさ

 さいなげき はなれこじまで たかがり(か かたてましこれ なはきけないさ)


45

 手痛い子 艶めかしいか 生花は 目交い顰め 愛子抱いて

 ていたいこ なまめかしいか なまばな(は まなかいしかめ まなごいだいて)


46

 寄る化物 艶めかしいさ 蠢く目 虹彩顰め 真夏耽る夜

 よるけぶつ なまめかしいさ うごめく(め こうさいしかめ まなつふけるよ)


47

 走る奇よ 奇怪な旗 婦翁買う お札はないか 月過る死は

 はしるきよ きっかいなはた ふおうか(う おふだはないか つきよぎるしは)


  ※ 婦翁 妻の父。しゅうと。岳父(がくふ)


48

 駕籠濡らし 厄介な日だ タマ呼ぶよ マタタビないか 通夜知らぬ子が

 かごぬらし やっかいなひだ たまよぶ(よ またたびないか つやしらぬこが)


49

 飼い慣らし まったりとドア 閉まる夜 マジ跡取だ 妻知らないか

 かいならし まったりとどあ しまるよ(る まじあととりだ つましらないか)


50(750)

 祝い去り 真っ逆さまさ 飛び立った 人様逆さ つまり幸い

 いわいさり まっさかさまさ とびたっ(た ひとさまさかさ つまりさいわい)


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