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邂逅話


殴ってきた相手、あたしの再従兄弟にあたる清にぃ。


大学に入るまでは、その端整な顔且つ低姿勢でもって周囲を良いように操っていた。しかし今現在は。



「相変わらず、お前の言動には何かしら疑問を抱くな…」



鉄仮面を剥ぎ取ってくれた彼女さんに感謝しつつも、余計な世話を、と二重の感情を抱くハメにならない。

元から、年下で良いように駒使い的に見てきたあたしに対して猫は被ってはいなかったが。


「おい、ソコの赤髪。お前頭に脳みそあんのか?」


こんな風に、あたしの知り合いにも食って掛かるようになってしまい、迷惑してるんだ、これが。



「何度言えば分かるんだ!履き物を脱げ!!チョロチョロ…何が気になるのかしらねぇが…何度も庭に降りてはそのまんま上がってくんじゃねぇーーっ!」



うん、これは仕方ないよね。清兄ぃしっかり、躾を。



「…はぁ、茶が美味い…」



枯れた喉を潤した一言だったのに、怒りの矛先を向けるには十分だったらしい。

拳骨と共に説教くらったのでした…。


アタシ不憫!!

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