黄昏時
全くもって初心者丸出しが始めたので、どう転ぶか作者も知りません。拙い文章ですが、できの悪い頭捻って頑張ります。
お叱り、アドバイス、誹謗、中傷、なんでもござれ。よろしくお願い致します。
くるしぃ~もぅ、やだ走りたくない…
「…ハッ ハッ…どこまで…走れ、ば…いいんだ…!!!」
只今絶賛リアル鬼ごっこ中。あたしを先頭に…てわけでもないけど不本意ながら水先案内人になっているから必然的に先頭にならざるおえず。ま、それは置いといて。
あたしと一緒に走ってるメンバーは実に個性的で。休日の秋葉原ならそれなりに馴染んだかもしれないが、という格好の男女5名。一言で済ますなら『ファンタジー』
ま、そもそも秋葉原行ったことないから何とも言えないが…うん、想像はつくでしょ?
5人とも体力はあるみたいでほぼ団子状態。すいません、現代っ子で。既に足がヤバいです。
そもそも何であたしが、ファンタジーな5人とリアル鬼ごっこで追いかけられてるのか、ここいらで回想してみよう!
いつも通りな日常。起きて、学校行って、カックン カックンしながら授業うけて、今日はたまたま購買のパンの昼食で、お遊び程度な部活はサボって帰宅、中であった。
あたしはその日の気分で幾つかある通学路をランダムに下校するので、いつも同じ道を通らないのが日常だ。まぁ何処かしらで繋がるんだが、毎日違う方が面白いでしょ?因に朝は同じ道。心理的なのかはたまた実際距離の違いかなのかは分からないが、遅刻寸前な時、下手に近いと思って通る道程時間を食うったらありゃしない。だから朝だけは行き慣れた道。おっと話がズレた。
で、まぁいつも通りに昨日とは違う道で帰宅中に彼らに会った。 地元でも用がなければ知らないような小路を通っている時。ただでさえ狭いのに、頭を寄せ会うように佇み、通りの半分を占拠した集団がいた。
円陣を形どっていた為、あたし側から3人の人が見えた。1人の女性を2人の男性が挟んだ形。
男性の一人は赤く髪を染め上げていて、先入観からか、(…ヤンチャな方?)と頭を過る。もう一人は茶髪、女性はハニーブラウン(明るめ)らしき色でウェーブが掛かっていた。
(…邪魔だなぁ…こんな狭いとこに固まってんなよ…常識位もとーよー)等と直接口には出来ないことを内心で愚痴りながら横を通り抜けようとする。