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ルドルフの雪の城

作者: 有明翔太郎

 昔ある雪国にオコジョの王子様がいました。王子様の名前はルドルフと言いました。

王子様は雪で色々な物を作るのが得意だったのです。ある朝、大雪が積もりました。召使いの叔母様がルドルフを起こしにきました。


「王子様、起きてくださいな、今日は大雪が積もっている日ですよ。」


「デルエリ、おはよう。うわー、今日は大雪がこんなに積もっていた素敵な日なんだろう。早速雪を集めて、色々作るぞ。

今日はクルースが来る日なんだ。」


ルドルフは、元気いっぱいに着替えて早速お風呂に入ると、身支度を整えます。今日は、隣の国からイイズナの王女のクルースが遊びに来る日です。

ルドルフは大声で歌を歌い始めました。するとルドルフの友達である食器の妖精達がルドルフと一緒に陽気な歌を歌い始めたのです。ルドルフは朝食を食べ終えると、そのままお城の外へと出て行きました。ルドルフは雪が溜まっている所へ行くと、雪をかき集めて何か作っています。何を作っているんでしょう。

長い時間をかけてゆっくりと彼と仲の良い雪の妖精達も現れて雪はあっという間にお城へと変わりました。妖精が息を吹きかけると魔法の力でそのお城に階段がかかったのです。

やがてクルースがやってきました。クルースはルドルフと久しぶりに会うと2人はキスを交わしました。


「ルドルフ、久しぶりね、元気にしていた?」


「うん、クルースこそ、素敵なドレスだこと、似合っているよ。今日は君にプレゼントがあってね。是非来て欲しいんだ。」


ルドルフはクルースを雪のお城へと招待しました。そしてクルースをルドルフが作ったお城の大広間へ案内すると、ルドルフは雪で出来た箱を開けました。そこには氷で出来た結婚指輪が入っていたのです。


「クルース、僕と結婚して下さい。」

「ルドルフ、ありがとう。是非。」

次の瞬間氷の指輪は本物の銀の指輪へと変わったのです。

そして、ルドルフとクルースは結婚し幸せに暮らしましたとさ。


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