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アラザール公国へのクラス転移

2学期の終業式の朝、名鴨(ながも)県立前照寺(ぜんしょうじ)高校1年B組の教室全員が、ここアラザール公国へ異世界転移させられて、もう10日が経った。


転移者には魔法とか不思議な(わざ)の力が顕現するそうで、私、加蔦(かつた)未夜(みや)は治癒魔法の「癒やしの聖女」と呼ばれている。


幼馴染の支倉(はせくら)(たつみ)は時間や空間をねじ曲げる青魔導士。


もう一人の幼馴染の綾川(あやかわ)優梨(ゆり)は精神干渉魔法の紫魔導士だ。


幼稚園以来、高校までふたりとはずっと同じクラス。


アニメやラノベが好きな巽に言わせると、これは典型的な「異世界転移」だそうだけど、ともかく私達は、アラザール公国の領都にある騎士団宿舎にいる。


転移以来、騎士団宿舎の周辺が私たちの活動範囲の全てだった。


宿舎の食堂でご飯を食べ、宿舎の中庭で剣技や魔法の訓練をし、宿舎の裏庭の井戸端で休憩し、宿舎の大浴場でお風呂に入り、宿舎の寝室に戻ったら、へとへとで綿のように疲れて泥のように眠る。


そんな毎日を続けてきて、私達の魔法とか技とかの力は、この世界の住人と比較にならないほど強力なものになってきていた。


今日、転移組はアラザールの街の外に訓練を兼ねてはじめて出動する。


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