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自称転生魔王の寝言が、紙飛行機で飛んできた

作者: AI中毒
掲載日:2024/12/27

 僕が見た、長い長い夢。テストの裏にそいつを書いた紙飛行機を飛ばしたら、誰に届くかな。

 昔々あるところに、魔王がいました。


 強くて賢くて、仲間もたくさん。いつか本当に王様になると、みんな思っていました。


 でも彼は気づきません。仲間の心が、ちょっとずつ離れていることを。



 ある時、外国人がやってきました。魔王が大好きな、新しい物や面白いお話を持って。


「よくばりも、

 食べ過ぎもいけません。

 怒るのも、

 羨ましがるのも、

 自慢も減らしましょう。

 好きな女の子は一人だけ。

 ちゃんと働きましょう。

 みんなそうすれば、世界は良くなります」


 あれっ?


――みんなのその気持ちを叶えたら、もっと良い世界じゃないか?――


 そう思った魔王、仲間達とお話しします。



 まずは一番賢い将軍。


「なんで賢い君が、すぐ人をうらやましがるんだ?」


「その気持ちがあるから、もっと強くなれるんです」


「みんなをよく見るから、君は賢いんだね。さすがだよ」



 女の子を追っかける、賢いお猿。


「君は奥さんがいるだろう?」


「子供ができにくい病気で、辛い顔を見てられず、つい家を留守に……」


「君には沢山の友達がいるよね? 医者だっている。奥さんを助けるんだ」



 はらぺこたぬき。


「優しい君も、ご飯になると我を忘れるね」


「ご飯は大事です。健康と笑顔のために」


「なら誰もその健康と笑顔を無くさないよう、君の力を貸してくれ」



 いかついおじさん。


「誰よりも強いと思い続ける。そのために鍛えてきた」

 

「なら証明してよ。強い人とだけ戦えばいい」



 お茶好き商人さん。


「茶碗がどんどん高くなるよ?」


「お金は心を豊かにできまへん。文化こそ本当の価値」


「なら、心の豊かさを共有するといいよ」



 怠け者さん。


「働きたくないです」


「ならあの頑張りすぎる、お坊さんの国の前で寝ていなさい。暇なら彼らに手紙でも書いてみて」



 最後は美しい、魔王の妹。


「お兄様! また人が泣いていますわ!」


「君が気づいた人の痛みを全部、僕に持ってきてよ。美しい君の歌声で、彼らを慰めてほしい」


「……わ、わかりましたわ!」



 お話していた魔王は、いつの間にか本当の王様でした。王様は、星になっても見守りました。海を超えて冒険する、仲間や子供達を。豊かな世界で輝く笑顔、まっすぐな眼差しを。


 人の欲しいもの、食べたいものを作ったり。

 人の情熱を理解したり、好かれる努力したり。

 人を褒めたり、羨まれるまで自分を磨いたり。

 みんなの暮らしのために、知恵をしぼったり。


 そう。「七つのいけない」は、誰かのそれをかなえると、「七つのやさしい」に変わりました。

 お読みいただきありがとうございます。


登場人物

織田信長

宣教師さん

明智光秀

羽柴秀吉

徳川家康

柴田勝家

千利休

佐久間信盛

お市


この作品は、以下の長編作品の登場キャラが見た夢を、そのキャラが童話的にリメイクし、さらに具体的なキャライメージを付け加えてみた、と言う形になっている物です。実際の流れは、第五話、第十六話と繋がっています。


AI孔明 〜人前に出られない転生AIは、みんなの軍師になる〜

https://ncode.syosetu.com/n0665jk/

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― 新着の感想 ―
「やさしさ」に変わるのであれば、それがいちばんですよね╰(*´︶`*)╯♡
2024/12/28 16:42 退会済み
管理
7つの大罪。 暴食が、はらぺこたぬきなのがツボでした。 たぬきといえば家康でしょうか?
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