第11話
お久ぶりです。
それを家政婦さんから聞いたとき、私は何を言われているのかわからなかった。
「え?亡くなった?キャスリン様が?何で?だれに?動機は?」
「私にもわかりません。ですが、旦那様が少しおかしくなっているのは確かです。ちなみに奥様は何か手をあげたりしていませんよね。私は奥様のことを疑ってはいないけれど、旦那様は疑うつもりだと思います」
「そう、そこまで心酔なさってたのね。私は断じてやっていないわ。誰に何を言われても無実を証明します。何があっても」
「さすが奥様ですね。では、私も少しお力添えしてみます。成功するかわかりませんが、、、、」
「いえ、ありがとうございます。家政婦さんが一緒だと心強いです」
そのあとは、少し私の心を落ち着かせるために雑談をしていた。すると、扉がノックされた。
コンコンコン
「はい」
誰だろうと不思議に思いながら扉を開けると、鬼の形相をした旦那様がたっていた。
「どうかされましたか」
「其方に伺いたいことがある」
「そうですか。でしたらそこの椅子に座って待っていてください」
そういって、部屋の中央にあるテーブルと椅子に指をさす。
「いや、いい。」
「え?では、どこでお話しするのですか」
「とりあえずついて来い。家政婦も」
「「はい」」
二人は旦那様の後について進んだ。どこに行くのか見当もつかなかった私たちは、旦那様が立ち止まった場所に驚いた。
この屋敷の地下牢の扉の前にいたのだ。
「旦那様、こちらのお部屋のお掃除は鍵がなくてできないので、鍵を貸していただかないとお掃除できませんが、、」
「掃除なんてどうでもいい。とにかくお前たちはこの中に入れ。理由はのちに話す」
「ですが、理由がないと私たちも納得できません」
「良いから入れ!!」
訳も分からず怒鳴られたので、とりあえず地下牢の中に入る。
薄暗い階段を降り、鉄格子の前にたどりついた。二つあったので、あぁ、家政婦さんと一緒の牢屋には入れないんだろうな、なんて馬鹿なことを考えていたら、鉄格子の扉が開けられた。
そろそろ第一の人生ラストスパートかな?




