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酔臭いのオヤジの後を付いて行き、食べられたのは酒の肴程度。
少し話しおだてて食事をねだるが、代わりにお酒を勧められ。
目を厨房へと向けたら「飲めねえのか?!」と強く、強く聞かれ、仕方なく口を付ければ、それは強いお酒。
お腹が空き過ぎた処に強いお酒だ、少しで酔いが回る。
それでも頑張り
「もう少し何か食べたい」
甘えた声で言うと
「じゃあ次の店に行こう」
オヤジが言った。
手を引かれ着いた先はどう見ても宿屋。
だが驚きはしない。予感はあった、予想もしてた。
酔いも有ったし、もう少し何か食べたい、明日の事も考えたらお金も少しは欲しい。
上手く行くと思った。
上手く出来ると思った。
奴隷として売られはしたが、泣いたら自由が手に入った。
男なんて……元の主人同様、女が泣けば何でも手に入ると思った。
最悪大声を出せば何とかなると思ってた。
だが違った……間違えだった。勝手な思い込み。勘違い。
声を上げれば口を塞がれ、もがけば押さえ付けられ、暴れれば叩かれた。
その夜、泣いても解放される事はなく、男が飽きるまで犯された。犯され続けた。
抵抗出来たのは強い痛みを感じる迄の、初めだけ。
その後は空腹で力が出なかった。
諦めで心が折れてしまった。
叩かれる恐怖に動けなかった。
もう、終わるのを待つ事しか出来なかった……涙を流し唇を噛み締めて。




