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誰が悪いのか何が悪いのか何て、もう関係ない。
痛いのは嫌!
知らずに謝っていた。自然と謝罪の言葉が口を付いて出ていた。訳も分からないままに。
暫くして暴力は納まり、恐る恐る顔を上げれば、低い声で問われた。
おの場所で何をしていたのか?
何を待っていたのか?
何故そうしたのか?
全て正直に答えた。
答え無ければ、嘘を言えば、殴られる……そう思え恐怖から体が震えた。
口減らしに奴隷と成るのは良く有る話、深くは聞かれなかった。
が、奴隷と成って元主人へ売られてからの事は、深く何度も何度も確認する様に繰り返し聞かれた。
その後は、また暴力を受けた「無断で商売するな」言葉と一緒に拳で体に叩き込まれた。
髪を乱暴に掴まれ、壁に圧され、「ここで好きなだけ商売しろ」と「逃げるなよ」と同じ言葉を何度も頭に刷り込まれた。
怖かった。言う事を聞くしか無かった。
翌日から教育を受けた。
男を喜ばせる為の。そして泣かなく成る為の。
店では毎日お風呂入れて綺麗な服で着飾れる。
だが、服を汚せば殴られる。
逃げようとしても殴られる。
食事は客に貢がせ注文させなければ食べられない。
嫌な客にも一生懸命奉仕して、食事にありついた。
当然、客を取らなければ食事は無い。
必然、毎日客を取る。




