表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

work 2022-11-1-200

作者: フルビルタス太郎

 アンドロイドのEinは、庭で博士が薔薇の花を眺めているのを見つけ、声を掛けた。

『コンニチワ、博士』

「やあ、Ein」

 博士は、皺だらけの顔をさらに皺くちゃにしながら、にこりと笑った。

『薔薇ヲ見テイルノデスカ?』

「うん。これね、彼女が好きだったんだ」

『彼女……?』

「僕の大切な人、だよ……」

 博士はそう言うと、ふうっと息を吐き、空を見上げて目を細めた。その表情は、泣いているようにも笑っているようにも見えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ