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⑵『蜃気楼的、解体文章考察』

⑵『蜃気楼的、解体文章考察』



無数の星々を見ていたんだが、俺はどうにも、思想がはっきりしない正体らしい。目に映るもの全てが、どうしようもなく、破壊と建設を繰り返すんだ。例えば、蜃気楼は、その良い例じゃないだろうか。何処を探したって、蜃気楼は蜃気楼なんだ、とどのつまり。



解体文章は、常に色彩を帯びている、つまり、喧騒の虚無のことを、指しているのだろう。何処へ行ったって、小説家であることの根拠は掴めない。誰に呼ばれなくても、自己認証している、自己の小説像は、確かに考察を行っているんだと、言えるだろう。



蜃気楼は、新記録で、眼前を呆然と過ぎ去って行く。寧ろ、自己の投影を、その蜃気楼に見ている、と行った具合だろうか。考察するのは、例えば、自己でもいいだろう。自己の自己解体は、ピカソだって、多少はそうじゃないかな、と思う訳である。

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