6(桜視点)
前回からだいぶ開いてしまいましたが、今回は桜さん視点で書いてみました。
駿君が新歓の時に連れてきた桐華さんは
真面目で生き方が不器用なんだろうなぁと感じがした。
綺麗だから人目を集めてしまって、そのためにトラブルにもあってきたから、一線を引いた付き合いしか出来なくなってしまったんだろう。
でも、お酒でふにゃふにゃになった桐華さんは無防備でかわいかったなぁ。
これぞギャップ萌え!
初めて会った同姓の私ですら破壊力が半端ではなかった。
だから連れて帰るのは信用のある駿君が選ばれたのでしょうけれど、放ってはおけない。
異性の大半がこの前の飲み会で彼女に堕ちてると思う。
そして、お酒を飲ませてお持ち帰りを企む輩が絶対にいる!
これは断言できる。
だから駿君に彼女のフォローを頼みつつ、お酒に慣らす場所を彼女が大丈夫ならうちにしたのだ。
幸い、桐華さんは好意的に見てくれてるから誘いやすいし、彼女といると楽しい。普段高貴な雰囲気を纏っている猫が、私にだけ甘えてくれた!みたいな感じが私のツボに入ってて、可愛がりたくてしょうがない。
今日の家飲みは楽しんでくれるかな?
そう思いながら、駿君と桐華さんが帰ってくるのをちょっとしたおつまみを作りながら待つ。
ガチャっと鍵の開く音と共に
「ただいまー」
「こんばんはーお邪魔します」
という2人の声が聞こえて、リビングに入ってくる。
2人が帰ってきたところで荷物を置いてもらい、出掛ける準備にとりかかる。
桐華さんは緊張した感じが伝わってくるけれど、それでも少しだけ嬉しそうに目尻が若干下がっているのは気のせいではない、、と思う。
駿君の運転する車で、近所のスーパーにみんなで行くと、食べたい物や飲み物を次々とかごに入れながら、駿君と桐華さんで仕事の話をしながら進んでいく。仕事の事を話す2人は楽しそうで、そこに混ざれない事にちょっと寂しさを感じていると、そんな私に気付いた桐華さんは
「あ、すみません、仕事の話ばかりだと桜さん、お話にまざれないですよね。」
と言って、駿君の隣に私をさりげなく誘導して、反対の私の隣に桐華さんが移動した。そんな気遣いにちょっと嬉しくなる。駿君は悪びれることなく、ごめんなーといつものようにさらりと流すのには慣れてるけれど、やっぱりこういうところは男女で違うのかなぁと感じつつ。
「いいですよー私も桐華さんともっと仲良くなるもんねー」
と言って、桐華さんの腕に自分の腕を絡めて、駿君に舌を出すと、駿君はまいったなーと言いながら楽しそうに笑った。
それから桐華さんが趣味などの話を振ってくれたので、楽しくお買い物をすることができて、家まで話が途切れなかった。




