1 目覚め
初投稿がんばります。
入社式からの研修が一段落して、新入社員の歓迎会。
私は人と関わるのが好きじゃない。
それでも新しく入った会社の歓迎会ともなれば、出なければならない。
慣れないお酒を上司や先輩、同期などと世間話をしながら飲み続け、、、
うすぼんやりとした微睡みの中、腕の中にある温もりがあまりにも心地よくて、こんな幸せな気持ちになれたのは初めてかもしれない。
人より優れた容姿や親の厳しい教育、ストーカーや痴漢、周囲を取り巻く環境から、私は自然と人と距離をおくようになった。
でも、でも、、
この温もりは何だろう?
手放したくない。
ずっと抱きしめていたい。
腕の中の温もりを無意識にもっと抱き寄せると、仄かにかおる心地いい匂い。
そんな心地いい微睡みを感じながら、少しずつ意識が覚醒してくると、
ん?と自分の中で疑問がわいてくる。
私、独り暮らしよね?
昨日は飲み会で、、、
先輩や同期と話してて、、、
それで???
え?
覚えてない、、、
ちょっと待って。
目を開けるのが怖いんですけど。
急速に覚醒した意識のなかで、私は内心パニックになりながら、
それでもそーっと瞼を開けて、腕の中に視線をゆっくり向けてみる。
さらさらな髪、あどけない寝顔、すごく柔らかい肌触り。
か、、、かわいい!
え?可愛すぎるんですけど!
え?え?でも、だれ?
鼓動がすごい早さで脈打つ。
じわりと汗が滲み出てくる。
ドキドキがとまらない!
内心のパニックは一切表に出さないまま、
身動きもとれずに
全身で彼女を感じながら、
ただじっと眠る彼女を見続けて
どれくらいたっただろう?




