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《章間 ~猫娘の焦燥~》
また、回数が減った。
『十八』。
左手首の腕輪に微かに浮かぶその数字を確認しながら、イルミナは溜息をつく。
不安に掻き立てられるのは、いつものことだ。
何度こうして、数字を目にしては溜息をつくことを繰り返しているのだろう。
自分はもう、戻れない場所にいるのに。
仲間たちの生命が危機に晒されているというのに。
そして今度こそ、総てが上手く行きそうだというのに。
身体に重くのしかかる倦怠感に震えながら、イルミナは眠りについた。
また、回数が減った。
『十八』。
左手首の腕輪に微かに浮かぶその数字を確認しながら、イルミナは溜息をつく。
不安に掻き立てられるのは、いつものことだ。
何度こうして、数字を目にしては溜息をつくことを繰り返しているのだろう。
自分はもう、戻れない場所にいるのに。
仲間たちの生命が危機に晒されているというのに。
そして今度こそ、総てが上手く行きそうだというのに。
身体に重くのしかかる倦怠感に震えながら、イルミナは眠りについた。
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