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アイスクリームライト、栄光と英雄の邪道  作者: ヘルンデル
ふざけんな!!!僕が俺に変わる時
4/8

03覚醒『漫才化』

「ここは、どこなんだ・・・?」


僕は、当たり前のように道に迷っていた。困惑している。

この森は、誰もいないし、道もない、本当にイライラする。

基本、茂みをかき分けて進む。だけど、何もない。


「ケンケラは、森に半そで半ズボンで来る君が信じられないよ~」


「うるせえ!!!!!黙れよ!!!!」


そういえば草なんか痛くも痒くもなかった。


「あれ?お前、痛くないんだが。はあ?ケンケラ、お前なんかしたわけ?

やめてくんない?

マジ不潔を通り越して豪傑なんだが、

ハイ、座布団1000枚、頂きましたの助~、ってこら。」


僕は、何を言っているのか、この状況で完全にイカれてしまったのか。


「マサキ、お前は、最低レベルの民だからケンケラにかなり毒されてんよ。

しかもこの毒は、もう、どうしようもないよね、あは」


「っておまえのせいかいっつてっってって!!!」


「おうよマサキ、これからもヨロシクな、マイ・ティアーズ。」


ふざけるな、ふざけるんじゃないぞ。どうしたんだ僕は。

一体、どうしたのだろうか。

二体、どうしたのかな?

三体、どうしようかな~なんつって!!


「お、おう、マサキ、何を考えとるんだ?ケンケラもちょいヒクわ。・・・マジ離席するね。」


今、僕は、なんでも出来る気がする。例えばそうもっと楽しくなる・・・

そんな時僕は、見ちゃったのだ。

ガサガサっとまた茂みから人が出てくる。

今度は、屈強な男、僕の二倍、身長があるように感じるぞ。


「ん?誰かと持ったらボウズ、お前だったのか。」


僕は、こいつが無敵のロボかなんかだと推定して、もっと楽しくなることを始める。


「ああ、僕は、ボウズだ。しかし『俺』は、ボウズじゃない。

じゃあ必然かどうか関係なしに、結果は、僕に帰属するよね。でも違うんだよ。

俺は、お前を許さないよ。そうしたら、下るのは俺だ。」


「ボウズお前、何言ってんだ?大丈夫か?、、、、、っ!!!!」


頭上のボールペンからインクが垂れて、俺の顔を覆っていく。

この感覚、これこそ、漫才化。黒い仮面を着けた俺は、最高にかっこいい。


「ボウズ、お前は一体・・・?」


困惑する男、マジ爆笑。


「ケラケラ、俺は、心の底から笑っているんだよ?分からない?」


「能力者・・・なのか?」


屈強な男は、自然とブーメランを構えているようだ。


しかしそこで僕の限界が到達した。最高に気分が良かった。


「気絶・・・しているのか?何なんだ?本当にこのボウズは?」

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