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魂喰い羊

・主は鈴


・微グロ

・ちょっと長め

鈴が鳴る


私の鈴。


私の名前は送雀そうじゃく すず


送り雀と呼ばれているが別にそうじゃない。


私の役目。


それは魂喰い(たまくい)を見つけること。


鈴が鳴る。


さっきよりも激しく。


「チッチッチー 魂喰いがいるよー 狼さんよろしくねー」


「了解!」


「はい」


狼さん。


つまり狼栄兄弟だ。


私は弱い。


だから何もできずに戦いが終わるのを待つだけ。


出来るのはほんのちょっと回復させたりするぐらいで。


本当に何も出来ないのだ。


「っふう・・・・終わったぞ」


「了解ですー」


終わったらしい。


「いつもより弱かったな・・・・」


「えぇ。そうですね」


「ほう?どういうことでしょう?」


いつもより。


そこに引っかかった。


「んあ?見てりゃわかんだろ?」


「いつもよりしっかり攻撃してこないんですよ」


「いつもなら腕とか思いっきりやられるんだけどな・・・」


「そうですねぇ・・・・」


「何故でしょう・・・」


とりあえずおかしいらしい。


鈴が鳴った。


「まだ近くに・・・・」


音が強くなる。


強く。強く。どんどん強く。


「ぁ・・・・え?」


「どうした?」


「チッチッ・・・・・・ひっ羊がでたよ・・・・狼さん・・・どうしよう」


「どうしようじゃねぇだろ!」


「戦うのみです」


「わっ・・・私痛いの嫌ですー・・・」


「大丈夫だ。俺らが守る」


「あう・・・・・」


怖い。


何故彼らは怖くないのだろうか。


分からない。


私は見てきた。


喰われていった者たちを。


でも彼らは見たことがない。


だからだろうか?


それとももう準備が出来ているのだろうか。


いや勝算があるのだろうか。


私には分からない。


鈴が大きく鳴った。


「やぁ。狼クンと雀クンじゃぁないか」


「魂喰い羊・・・・・」


「狼クン。よう めいって呼んでほしいかなぁ」


「じゃあ羊 冥」


「なんだい?」


「早く失せろ」


「ふふふ・・・・なんで?」


「邪魔だ」


「嫌だね。僕は永遠に死なないさ」


「うるせぇんだよ」


「消せるもんなら消してみな?きっとここの森の奴らじゃぁ無理だろうけどね?」


「うっせえんだっつうの!!」


尊がすぐ横の木を破壊する。


「落ち着け。尊」


「落ち着けって?この状況でか?」


「あぁ。そうだよ」


「チッチ・・・そうだよ落ち着きなよ」


「ふふふ・・・・なんでそんなに怒るのぉ?」


「テメェのせいで・・・・夕は・・・・」


「夕?だぁれ?それ」


「覚えてねぇのかよ」


「うん」


「所詮そんな程度の人間だってか?」


「人間はいっぱい食べたもの」


「クソが・・・・夕日・・・」


夕日ゆうひというのは昔ここの森に住んでいた人間だ。


「尊君落ち着いて。彼女に勝つのは難しい」


「難しい?無理の間違いじゃないのぉ?」


「だからとりあえず今日は下がろう!無理だよ!」


「無理?んなわけねえだろ?」


「尊君・・・・」


「俺を誰だと思ってんだ・・・」


「ねぇ尊クン?勝てると思う?」


「あぁ。勝てる。絶対に」


「本当だね?僕を楽しませてよね?」


二人が構える。


目が真剣だ。


本気なんだろうか・・・


無理なのに・・・・・


無駄なのに・・・・・


「行くぜ?」


「うふっ」


二人の武器は尊は小刀。


冥は日本刀。


武器どうしぶつかりあう。


力では尊のが上だ。


でも技術は冥のが断然上だ。


尊が負けるのは時間の問題だ。


「っ!!」


尊が切られる。


「尊君!!?」


飛ぶ紅。


あぁ・・・バカだ。


勝ててないじゃないか。


「なんだぁ・・・・もう終わり?」


冥が尊に刀の先を向ける。


「ねえ。楽しませてって言ったじゃん」


「ぅ・・・・・」


「ねぇ?」


刀を振り上げる。


バカな尊君・・・


こいつの餌食になるなんて・・・・


カキンッ


「え?」


刀のぶつかる音。


「なぁに?君・・・・」


「尊にこれ以上手出しはさせないぞ?」


「ふうん・・・・名前は?」


「葵だ」


「葵クンね。分かったよ」


刀の先が葵君へ向く。


「面白そうだね。君の方が」


「・・・・」


「戦おうよ」


「・・・えぇ。分かりました」


「葵君?嘘でしょ?止めてよ・・・」


「ちょっとお黙りなさい」


「っ・・・・」


こう言った葵君は止められない。


よく知っている。


よく知っているから・・・・・


「嫌!止めてよ!葵君!下がって!!」


「嫌だ」


分かってる。


そう言うことも。


それでも・・・・


「今日は駄目!運が悪かった!私は全然戦えない!」


「雀クン五月蝿いよ?」


「下がって!尊が大変なことになる!」


「チッ・・・・分かりました」


「なぁに?逃げるの?」


「えぇ。また今度刀を交えましょう?」


「逃がすと思う?」


「葵君つかまって!」


「see you」


「テレポート!!」





逃げ切った・・・・


「尊?大丈夫ですか?」


「ん?あぁ・・・」


「よかった・・・」


天孤あまこのところに行こう!」


「えぇ」


「チッチッチー 天孤ー」


「あら?鈴ちゃん・・・・ってみこちゃん?」


「ん・・・・すまん」


「大丈夫?みこちゃん・・・」


「まぁ。一応」


「天孤さんしっかりみてやってください」


「えぇ。もちろんよん♪」


「よろしくお願いします」




リン リン リン


鈴が鳴る。


次はドコへ?

なんか長ったらしくてすみません。

あと戦闘シーンは苦手です。

下手なのでよく分かると思います。

あといろいろ説明不足ですみません。


今回から軽くキャラの説明をいれようかと。

今回は三尾を。


孤栗こくり 三尾みお

女 17歳 6月3日生まれ 化け狐

武器は刀と妖術 森の守人 

仕事は魂喰い駆除と森の神社を守っている。

昼間は人間に化けて学校へ。



っとこんなもんでしょうか?


次回もお楽しみにー(笑)

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