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1話 なんか知ってる村

 

 クソな人生を最後まで生き、転生してもクソ

 な人生だった。

 

 苦痛の人生を数えきれないほどした、

 メンタルがボロボロにならない方が異常だっ

 た。

 

 「地球での人生は終わった今度はまた違う

 世界か......」

 

 今世の名前はリンネ・レイシキ

 中世のよくある世界で変わった名前まるで東

 洋人の名前かと思ってしまった。

 

 今世の家族は今にもザ・王道ファンタジー

 世界

 

 剣士ぽい父と回復魔導士ぽい母


 「もう剣も魔法もこりごりだ.....」

 

 まずこの世界を把握するのは常識だかもう

 そんな気も起きない。

 

 ただ飯を食わせてもらって寝る、それだけで

 よかった。

 だがやはり退屈で魔導書を読む、父、セイメ

 イの剣術の稽古も毎日かかさずした。

 

 「つうか、父がセイメイ、母がムラサキて神

 社の末裔の名前かい!」

 

 「兄はリディウス、いや普通の名前!」

 狂ってるこの家族!


 兄は魔法オタクいかにもどこかで出てきそ

 うな少年だ。

 

 ある日、家庭教師の少女がやってきた。


 また定番の少女きたわ。

 

 家庭教師の名前はリシア・カーティス。

 最高位魔導士らしい、適正試験を始めるそう

 だ

 

 リンネ「先生もう夕方です」

 

 カァ、カァ、ケントマホウハ、オウドウ、

 オウドウ


 リシア「リディウスさんがはやくやりたいと

 言うので」

 

 クソ兄貴‼︎


 リンネ「さっさと終わらせましょう」

 冷静に魔法を唱えた

 

 「オーバー・ダウン」

  

 的を潰した。リシアは驚いた。

 

 「何この子!?魔力ゼロなのに!」


 リンネ「先生魔法を使ってください!」


 リシア「わ、わかりました」


 「ウィンドカッター」


 リンネ「0・マインド」


 リシアは、教本を落とした。


 「……あなた、魔力量がゼロなのよ……ゼロ

 で魔法を打つなんて、本来ならありえない」


 「しかも、相手の魔法を無効化するって  

 あれは……“無属性中和”じゃない。もっと根

 源的な魔法

 そのもの

 を......」               


  その目が鋭くなる。


 「あの呪文、古文書しかないのに......」

 

 リンネ「知らねーよ!ただ魔法使っただけ

 だろ!」


 リシアは、息を呑んだ。


 灰魔導士。古の災厄。全てを“0”に戻す存

 在。

 

 魔導士の歴史から消された、禁忌の魔。


 だがその力を持つ少年は、あくび混じりに

 こう言った。


 「で、今日の授業これで終わりでいいっす

 すか」


 リシア(まさか……この子が、“灰魔導士”?)


 

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