表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本怪奇譚集  作者: にとろ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

331/331

 さて、様々な怪談が集まったのだが、妖怪変化から神人まで遍く怪談をもたらす可能性を秘めているのではないかと思うのが私の正直な感想だ。


 思った以上に世の中には不可思議なことがあるし、それは案外身近な物なのかもしれない。


 どうやら私は随分罪深い(さが)を持っているようで、こうした物を蒐集することに喜びを覚えてしまう人間らしい。こうして様々な怪談を集めたが、人による物から、超自然的な物まで怪談という一言で括ってしまうのはいささか乱暴なのだろうか?


 しかし思うのは、人は神のような存在を求めて止まないのではないだろうか。


 なんだかんだ、皆超自然的なものを心の奥底で求めているのではないだろうか? 私はきっと人がそれを求めることを止めるのは出来ないのだと思っている。だからこそ世の中には怪談が溢れている。どんなものであれ、どこかに少しは奇妙な事を孕んでいる物だ、違いはそれが『科学』というもので説明がつくかどうかだけではないだろうか。説明がつかない物を人は怪談やオカルトなどと呼んで分けている。


 それでは私は不躾にも神や仏の話を再び集めていこうと思っている。今回の蒐集はコレで終わるが、人として生きている以上求めることを辞めることは出来ない。だからきっと読者諸氏にもいずれまたお目にかかるのだと思っている。


 それではまた、怪談が集まったらお会いしましょう。お読みいただいた皆様に感謝しつつこうして筆を置かせてもらう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ