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海と浜辺

青い空と海 そこで繰り広げられるのは海上での戦闘

揺れる船の上で悲鳴があがる 振り下ろされる剣が音を立てていた

「ぎゃあああ」「た、助けて・・」

甲板が血塗れで生き残った者達が身体を振るわせて泣いていた。


海賊の一人が言う 「あまり殺すなよ 身代金か奴隷として売るのだから」

「積み荷は金になりそうだな 品物は?」


時に欧州の商船が あるいはイスラムの船に それぞれ、敵対する者達が襲い掛かる

欧州の船にはイスラム、アラブの海賊達、イスラムの商船には報復とばかりに

マルタ騎士団 あるいは海域によっては非友好国の海軍、海賊なども‥


船以外では欧州の海岸でも村や町が襲われる事も少なくなかった

積み荷の没収に身代金目的や奴隷として捕まる人々も多くいる 


繰り返されて果てしない出来事を浜辺から見て

肩をすくめる 何処か冷めた瞳 黒髪が風に揺れる


「…いつも終わりなどない 今は満腹だから 興味もない」

「騎士団の救援は‥まだだね 他の見回りと小競り合いで多忙みたいだから」


「ヴィクトリアン 次の連絡まだかな」独り言をシオンがそっと呟く


「シオンちゃん」女の子の声 「ああ、サラ」

「シオンちゃん あいつら食べに行かないの?」「また今度ね うふふ」

魔物たちの目が笑い合っていた。






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